どのような敬語に直すべきか、戸惑う時もあるものです。
「見習う」の丁寧な表現を見ていきましょう。
「見習う」とは?
「目で見て習う」というニュアンスがあるので、お手本にすることを指します。
憧れの人の模範的な行動を見て、自分のものとして吸収していく様子をあらわしています。
「見習う」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
先輩の生き様を見ていると「私もいつか、あんな風に活躍したい」と思う日もあるものです。
そんな時の心境にふさわしいのが「見習う」ですが、人前で用いる際には少々気を付けておきたいもの。
例えば憧れの先輩と対面した時に「見習いたいです」というと、少々ぶっきらぼうに思えることもあるかもしれません。
「見習わせていただきます」や「いつか追いつきたいと感じております」など言葉を補って、心のこもった敬語に仕上げていきましょう。
ふとしたことで印象は変わります。
「見習う」を使った例文
・『お手本を見習いながら、書をしたためました』
・『立派な志、見習わせていただきます』
・『将来の目標にさせていただきます』
「見習う」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「見習う」の類似表現
「見習いたいです」とよく似た言い方に「参考になります」があります。
いい言い方に思えますが「参考にする」という表現が、上から目線に感じられることも。
先輩や上司に使うのは控えておきましょう。
「勉強になります」や「いいお手本になります」と変えて、用いてみましょう。
「見習う」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「お手本とさせていただきます」や「目標にさせていただきます」が挙げられます。
いずれも見習うべきお手本、進むべき方向を示しているので、言われた方としても悪い気はしない表現です。
「まだまだ新参者の身ですので、先輩方の教えをお手本とさせていただきます」のように用いていきましょう。
「見習う」の返答や返信例
「見習いたいです」と告げられたら、嬉しくその言葉を受けとめておきましょう。
「身に余るお言葉、ありがとうございます」や「期待に応えられるよう、これからも頑張ります」とお答えします。
まとめ
「見習う」の正しい使い方を見てきました。
ふさわしい敬語を知って、表現力を身につけていきましょう。