「元々」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「元々」とは? ビジネス用語【一語】

正しい敬語を知っておくと、自分に自信が持てるもの。

「元々」の正しい使用例と類語を見ていきましょう。

「元々」とは?

「元」「昔」という役割がありますが、この場合は2回重なって使われています。

そのため「かなり前から」という意味で用いられています。

「元々」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

話し言葉で「元々」「元々このあたりに住んでいて」のように用いられています。

ある時からそこに居ること、続けていることを表現しています。

一方で面接や履歴書に「元々」とあらわすと、一体いつからなのか不明瞭となって、具体性に欠けることも出てきます。

採用の面接で「いつから〇〇のアルバイトをしているのですか」と聞かれたら「〇〇年の〇〇月から、働いております」と具体的な数字を入れて答えるようにしておきましょう。

相手の話に耳を傾けて、適切な日本語を使っていきましょう。


「元々」を使った例文

・『前々からこちらの街で、教師として働いていました』
・『〇〇年から〇〇年まで、保険会社の事務をしていました』
・『〇〇年から、化粧品営業の仕事をしております』

「元々」の類語や敬語での言いかえ

こちらのフレーズの類語、そして敬いの言い方を見ていきましょう。

「元々」の類似表現

同じような言い方に「前々から」「かねてより」「以前から」が挙げられます。

いずれも丁寧な言い方になります。

とくに継続性をあらわす「かねてより」は仕事の現場でもよく用いられる表現です。

「かねてより弊社では、半導体の生産に力を入れております」のように用いてみましょう。

「元々」の敬語表現

これまでの職務経歴をお伝えする際は「〇〇年の〇月から〇〇年の〇月」と具体的な年月を入れてお伝えします。

「前々から営業の仕事をしていました」よりも「2020年の4月から2023年の10月まで、自動車販売の仕事をしております」と伝えた方が、相手が納得する言い方になります。

「元々」の返答や返信例

先方からこのようなお話があったら、丁寧に耳を傾けておきましょう。

過去の事業についての話であれば「貴重なお話、ありがとうございます」とお返しします。

まとめ

「元々」について解説しました。

色々な表現を取り入れて、言葉の達人になってください。