職場で使っていい表現なのか、迷うこともあります。
「見に行く」の正しい使い方を見ていきましょう。
「見に行く」とは?
「見に行く」は「見る」と「行く」の組み合わさったフレーズになっています。
サーカスを見に行く、パレードを見に行くのように、何か目的があってお出かけする様子を示しています。
「見に行く」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
日常生活ではよく用いられていますが、敬語としての重みがないので、職場で使うと幼く聞こえてしまいます。
「伺う」や「訪問」などの言葉を使って「伺います」や「訪問させていただきます」そして「参ります」にかえて用いていきましょう。
ひと匙の工夫が、社会人としての輝きに繋がります。
「見に行く」を使った例文
・『市場調査のため、ファッションビルを見に行きます』
・『ミーティングの後、〇〇社の事務所に行ってまいります』
・『後ほど、御社のプロモーションイベントにお伺いします』
「見に行く」の類語や敬語での言いかえ
同じような言い方と、敬いの表現を見ていきましょう。
「見に行く」の類似表現
よく似た言い方に「参ります」があります。
「行きます」の謙譲語としてのニュアンスがあり、自分の行為を下げる時に使われています。
このほか「行ってまいります」は出かける際に適用できる敬語。
「新商品発表会に行ってまいります」とお伝えできます。
「見に行く」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「お伺いします」や「伺いたく存じます」も挙げられます。
「明日の午前中にお伺いしますので、よろしくお願いいたします」と挨拶文に使えます。
「見に行く」の返答や返信例
どこかに出かけることを示唆されたら、それに応じた対応を取っておきましょう。
社内の方であれば「無事に帰ってきてください」という意味がある「いってらっしゃい」が使えます。
また社外の方の連絡であれば「ご連絡ありがとうございます。
進展等がございましたら、何なりとご教示ください」とお伝えします。
まとめ
「見に行く」の使用例を見てきました。
出かける際の丁寧な表現は、色々とあるもの。
シーンに応じた適切な日本語を取り出せるように、ボキャブラリーの数を増やしていきましょう。