どう伝えればいいか、迷ってしまう単語もあるもの。
「基礎知識」の正しい使い方を見ていきましょう。
「基礎知識」とは?
「基礎」は土台をあらわします。
その分野のベースとなっている情報で、最低限知っておかなければいけない内容を伝えています。
知識は蓄えている学問なので、基本的な学びをあらわしています。
また社会人として身につけておきたい教養も示しています。
「基礎知識」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
基礎知識は何となく意味が分かるものの、その範囲は曖昧です。
例えば上司に「基礎知識を身につけてください」と言われても、ピンとこない場合があるかもしれません。
具体性に乏しいので、受け取り手によって様々な解釈もできます。
相手の心に響く内容にしたいのなら、よく分かる具体例を付け加えておくといいでしょう。
「基礎知識」を使った例文
・『新人研修で、基礎知識をおさらいしました』
・『先週、ITの基礎知識を学習しました』
・『新しい環境に馴染めるよう、基礎知識をお伝えします』
「基礎知識」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして敬いの言い方を見ていきましょう。
「基礎知識」の類似表現
よく似た言い方に「基礎」や「基本」もあります。
「知識」を取っていますが、これだけで内容が伝わることも。
「来年から新事業を始めます。
それにあたり各自、建築の基礎を学んでおいてください」と伝えるようなシーンで使います。
「基礎知識」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ビジネススキル」が挙げられます。
新入社員だけでなく、中途採用のスタッフの教育、そしてリスキリングと呼ばれる学び直しをおこなう際に用いられています。
ビジネススキルの内容は業種によって様々ですが、時代の変化についていく体力や新しい知識を指します。
このほか「アンラーニング」は「古い概念を壊して、新しい物事を取り入れること」を指します。
「社員の皆様のビジネススキル向上のため、弊社がお手伝いさせていただきます」のように取り入れられています。
「基礎知識」の返答や返信例
能力アップのための指示であれば、それに快く応じておきましょう。
「努力いたします」や「邁進いたします」などの言葉で、前向きな気持ちを示せます。
まとめ
「基礎知識」をお伝えしました。
言葉のすそ野を広げて、仕事の場に役立ててください。