「だったのに」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「だったのに」とは?
これは、「であったのに」と同じような意味で使用される言葉です。
「〜だった」は「〜だ」を過去形にしたものになります。
そして「〜だ」は「〜である」と同等の意味を持つ言葉になっているのです。
つまり、何らかの状態にあったことを「だった」と表現できるのです。
なお、「〜のに」は、想像に反する事態が生じた場合に使用される言葉になります。
たとえば、「小さかったのに大きくなって」とすれば、前後の内容が相反する形になっているのです。
ここでは「〜だった」という内容に対して、相反する内容が続けて述べられると推察できます。
これらのことから、この言葉が「であったのに」と同じような意味で使用されるものであると分かるのです。
「だったのに」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある企業が急激に成長していたとします。
そしてその会社は、ほんの少し前までは小さな会社だったのです。
このようなケースで、「少し前までは小さな会社だったのに、あっというまに成長したようです」と伝えるとよいでしょう。
これにより、小さな会社だったという内容に対して、相反する内容を表現できるのです。
この言葉を使うときは、「だったのに」の表現方法に注意するべきです。
これは「であったのに」に置き換えできます。
また、「でしたのに」や「でございましたのに」と言い換える手段もあるのです。
「だったのに」を使った例文
例文のように、前後に適切な内容を組み合わせると、自然で分かりやすい印象の表現にできるのです。
・『小さな会社だったのに、今や大企業というわけです』
・『幼い子供だったのに、立派な大人になったようです』
・『小規模な事業だったのに、目覚ましい拡大を見せています』
「だったのに」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「だったのに」の類似表現
たとえば、「であったのに」が類似表現になります。
「だった」と「であった」は、同じような意味で使えるのです。
「だったのに」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「でございましたのに」に言い換えできます。
なお、この場合は丁寧語を組み合わせた敬語表現になっているのです。
まとめ
このように、「であったのに」と同じような意味で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。