「こちらの都合で恐れ入りますが」という言葉はビジネスでよく耳する言葉で、実際に使っているという人も多いのではないでしょうか。
これから社会人として働くという人も今後に備えて覚えておくと便利な言葉なので、意味や使い方、返答の仕方などぜひ参考にしてみてください。
「こちらの都合で恐れ入りますが」とは?意味
「こちらの都合で恐れ入りますが」の「こちらの都合で」とは「自分の有利なことで」「自分に予定に合わせたことで」という意味があり、「恐れ入りますが」とは「すみませんが」「申し訳ありませんが」という意味があります。
全体を通して説明すると「自分の予定に合わせてしまいすみませんが」という意味合いになります。
「こちらの都合で恐れ入りますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「こちらの都合で恐れ入りますが」という言葉は簡単に言うと、相手の状況よりも自分や自分の会社のためになる提案をする際に冒頭に使われます。
つまり「自分たちの都合のいい提案ですみませんが」といったニュアンスで使われ、相手にあまり利益のないことや少し無理のあるお願いをする際に謝罪の気持ちを込めて用いられています。
この言葉はどうしても予定が合わなくなった、間に合わなくなったなどといったやむ終えない理由がないとき以外は使うことを控え、何度も使うことは相手に迷惑をかける上にビジネスパートナーとして不信感を与えてしまう可能性がありますので充分注意しましょう。
「こちらの都合で恐れ入りますが」を使った例文
・『こちらの都合で恐れ入りますが、明日予定しておりました会議の時間を13時から14時へ変更していただけませんでしょうか』
・『こちらの都合で恐れ入りますが、来週の水曜日にお休みととらせていただいでもよろしいでしょうか』
・『こちらの都合で恐れ入りますが、こちらの資料の提出期限を週末まで延期してもらえませんか』
「こちらの都合で恐れ入りますが」の返答や返信例
「こちらの都合で恐れ入りますが」という言葉を含むことを言われた側は、対応できるときは「了解しました。
それでは明日の14時にお伺いいたします」と返答し、対応が難しい場合は「申し訳ありませんが、その日は後にもスケジュールが控えており、時間を変更することができません。
どうしてもということであれば、日を改めることも可能ですがいかがですか」と断りを入れた上で今後のことにも触れておくようにすれば、スムーズに予定を組み替えることができます。
まとめ
ここでは「こちらの都合で恐れ入りますが」という言葉の意味や使い方、返答の仕方など例文を用いて簡単に説明してきました。
説明した内容はどれもこの言葉を使う上で必要な知識であり、簡単にまとめたものなのでぜひ実践の場に役立ててみてください。