「配属いたしました」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「配属いたしました」とは?
はじめに「配属いたしました」の意味を解説していきます。
「配属」は「はいぞく」と読み、「それぞれを持ち場に分配して所属させること」を意味する言葉です。
この言葉をビジネスで使用するのは、新人配属の場面が多いと言えます。
新たに部署に配属される総数が多いためです。
しかし、それ以外にも異動などで「配属」を使用することもあります。
あらたに別な部門に異動になった場合にも、配属と表現できるのです。
ただし、ここで注意すべきは「配属」はされるものであるという事です。
あなたを「配する」のは、組織が行うことなのです。
「配属いたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「配属いたしました」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが新入社員だったとします。
そして、営業部に配属されました。
このような場合に、挨拶で「この度、営業部に配属いたしました」と述べると誤りになります。
ここでの正しい用法は「この度、営業部に配属されました」となります。
配属はされるものであり、自らするものではないのです。
この言葉を使う場合の注意点は、行動主体に意識することです。
「配属」するのが組織だということだけ認識していれば、「配属します」などの誤った使い方は置きません。
言葉が持つ意味を、しっかりと理解しておく必要があるのです。
「配属いたしました」を使った例文
ここでは「配属いたしました」を使った例文を挙げていきます。
ここでは例文として挙げていますが、「配属いたしました」は「配属されました」と言い換えるのが正しいつい使い方です。
・『この度、営業部に配属いたしました』
・『私は開発部門に、配属いたしました』
・『希望していた人事部に、配属いたしました』
「配属いたしました」の類語や敬語での言いかえ
それでは「配属いたしました」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「配属いたしました」の類似表現
まず「配属いたしました」の類似表現について解説します。
「配属」は「配置」と言い換えられます。
この場合は、意味やニュアンスも若干異なるので注意しましょう。
「配属いたしました」の敬語表現
つぎに「配属いたしました」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「配属されました」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「配属いたしました」は、動作主体を混同した、誤った表現と言えるでしょう。
「配属」は「する」ものではなく、「される」ものだと覚えておくと、誤りを防げるはずです。