「完了いたします」とは?これをビジネスで使う場合の敬語と言い換えについて分かりやすく解説します。
「完了いたします」とは?
これは、全て終わりにすることを伝えるための言葉です。
「完了」は「全て終わること」を意味します。
これは名詞のため、「完了する」という形で動作や行為を表すのです。
また、「いたす」は謙譲語になっています。
これは「する」をへりくだって言い表した言葉になっています。
このようにすれば、相手への敬意を示せるのです。
なお、ここでは「ます」を付け加えています。
このようにすると、相手に丁寧な印象を与えられるのです。
このことから、この言葉が全て終わりにすることを伝えるためのものだと分かるのです。
「完了いたします」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある作業を頼まれていたとします。
そして依頼主に確かめたところ、今日はこれで終わりでよいとの回答を得たのでした。
このような状況で、「それでは、これで本日の作業を完了いたします」と言うとよいでしょう。
これによって、全て終わりにすることを、上手に伝えられます。
この言葉を使う際には、「完了いたします」の表現に注意しましょう。
これは「完了します」で謙譲語を除いた形にできます。
また、丁寧語も除外すると「完了する」になるのです。
さらに、「完了なさいます」は尊敬語になります。
このように、敬語の使い方次第で様々な形にアレンジできると分かります。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「完了いたします」を使った例文
前段に少し説明などを加えると、自然な使い方ができるのです。
・『それでは、これをもって完了いたします』
・『本日の作業は、これにて完了いたします』
・『今月分は、ここまでで完了いたします』
「完了いたします」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「完了いたします」の類似表現
たとえば、「全て終わりといたします」が類似表現になります。
「完了いたします」と「全て終わりといたします」は、同じような意味で使えるのです。
「完了いたします」の敬語表現
これを別な敬語にすると、「完了します」に言い換えできます。
なお、この場合は謙譲語の意味が無くなりますので、注意して使い分けるとよいでしょう。
まとめ
このように、全て終わりにすることを伝えるために、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、上手に活用することをおすすめします。