「兼ねておりますので」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「兼ねておりますので」とは?
これは、兼ね合わせていることを理由にする場面で使用できる言葉です。
「兼ねる」は、「何かと何かを兼ね合わせる」という意味になります。
つまり、複数のものを一つのもので実現する様子を「兼ねる」と表現できるのです。
これを現在進行形にすると、「兼ねている」になります。
そして「兼ねています」にすると、丁寧語の表現になるのです。
ここでは「いる」を謙譲語に言い換えて使用しています。
さらに、理由を表す意味を持つ「ので」を末尾に加えているのです。
これらのことから、この言葉が兼ね合わせていることを理由にする場面で使用できるものであると分かるのです。
「兼ねておりますので」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある書類を顧客に渡したとします。
そしてその書類は、控えとしても使える内容になっていたのでした。
このようなケースで、「控えも兼ねておりますので、大事に保管してください」と伝えるとよいでしょう。
これにより、控えの機能を兼ね合わせていることを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「兼ねておりますので」の表現方法に注意するべきです。
これは「兼ねていますので」に置き換えできます。
また、「兼ね合わせておりますので」も類似表現になるのです。
さらに「兼ねておりますから」なども同じような用途で使用できます。
「兼ねておりますので」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『控えも兼ねておりますので、大事に保管してください』
・『バックアップも兼ねておりますので、注意して作業してください』
・『複数の機能を兼ねておりますので、便利に使えると思います』
「兼ねておりますので」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「兼ねておりますので」の類似表現
たとえば、「兼ね合わせておりますので」が類似表現になります。
「兼ねて」と「兼ね合わせて」は、同じような意味で使えるのです。
「兼ねておりますので」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「兼ねていますので」に言い換えできます。
なお、この場合は謙譲語の意味が無くなるため、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように、兼ね合わせていることを理由にする場面で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。