「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」とは?
これは、厚意で貸してもらったのにという意味で使用される言葉です。
「厚意」は「厚い思いやり」のような意味を持ちます。
ここでは接頭語で「ご厚意」として、敬意を示す形にしているのです。
また、「お貸し頂く」は「貸してもらう」を謙譲語にしたものです。
さらにここでは、語尾を変化させて、過去形にして使用しているのです。
なお、「かかわらず」は、前段の内容に相反する事象が続く場合に使用されます。
つまり、期待する結果とは違う結果になる様子を、ここでは言い表しているのです。
これらのことから、この言葉が厚意で貸してもらったのにという意味で使用されるものであると分かるのです。
「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、先輩からペンを借りていたとします。
しかし。
気が付いたらそのペンを紛失してしまっていたのです。
このようなケースで、「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず、紛失してしまい恐縮でございます」と伝えるとよいでしょう。
これにより、厚意で貸してもらったのにという内容を、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「お貸し頂いた」の表現方法に注意するべきです。
これは「貸していただいた」に置き換えできます。
また、「お貸しくださった」で尊敬語にする方法もあるのです。
「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず、紛失してしまい申し訳ございません』
・『ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず、無駄になってしまいました』
・『ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず、役立てる事ができませんでした』
「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」の類似表現
たとえば、「ご厚意でお貸し頂いたのに」が類似表現になります。
「頂いたにもかかわらず」と「頂いたのに」は、同じような意味で使えるのです。
「ご厚意でお貸し頂いたにもかかわらず」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「ご厚意で貸して頂いたにもかかわらず」に言い換えできます。
まとめ
このように、厚意で貸してもらったのにという意味で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。