「さらに」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「さらに」とは?
はじめに「さらに」の意味を解説していきます。
「さらに」は、「加えて、その上」と同じ意味を持つ言葉です。
これは、前の文節に対して、情報を追加したい場合に使用される接続詞のひとつです。
たとえば「Aさんは背が高い。
さらに足も長い」などと使用できます。
これは「さらに」を中心にして前後にAさんに関する叙述がならぶ格好です。
このように、適切に接続詞を使用することで、文章が長くなるのを抑止する効果もあるのです。
たとえば「Aさんは背が高くて、足が長くて、それでいて手も長くて」と、永遠に続くかのような長い文章でも、区切れるのです。
「さらに」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「さらに」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩と近くの牛丼屋の話をしていたとします。
その牛丼屋は安くて美味しいと有名でした。
このような場合には、「あの牛丼は美味しいですよ。
さらに値段も安いのです」と、先輩に紹介するとよいでしょう。
たんに「安くてうまいですよ」と伝えるよりも、少しだけ効果的に演出されて、相手に伝わるはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、他の類義語との使い分けです。
「加えて」、「おまけに」、「その上」など、同じ使い方をできる言葉は多いと言えます。
これらの中から、状況に適した言葉を選択して使用する必要があるのです。
「さらに」を使った例文
ここでは「さらに」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、「さらに」を挟んで、二つの事象を並べて表現する使い方が分かりやすいでしょう。
・『Aさんは足が長い。さらに、容姿も端麗である。』
・『牛丼は美味しい。さらに、値段も安いのだ。』
・『新製品は高性能だ。さらに、流通も安定している。』
「さらに」の類語や敬語での言いかえ
それでは「さらに」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「さらに」の類似表現
まず「さらに」の類似表現について解説します。
「さらに」は「その上」や「加えて」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「さらに」の敬語表現
つぎに「さらに」を敬語で表現するのは難しいでしょう。
敬語表現にしたい場合は、周囲の言葉で補う必要があるのです。
たとえば「さらに申し上げますと」という表現が可能です。
まとめ
このように「さらに」は、「加えて」や「その上」と同じように使用できる接続詞です。
前の文節に対して、追加で情報を延べたい場合に便利に使えるので、覚えておくとよいでしょう。