「苦渋の思い」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「苦渋の思い」とは?
これは、苦しくて渋いような気持ちのことを言い表した言葉です。
たとえば、「苦渋の思いで決断しました」という形で使用できます。
この場合、その決断が苦しくて渋いものであったことを表現できるのです。
つまり、簡単な気持ちや楽な気持ちではないことを、「苦渋」という言葉で表現しているのです。
なお、「思い」は「思う」という動詞が変形したものになります。
このようにすると、名詞のように扱える形になるのです。
これらのことから、この言葉が苦しくて渋いような気持ちのことを言い表したものであると分かるのです。
「苦渋の思い」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある計画を中止することにしたとします。
そしてその決断に至るまでは、大変長い期間悩んでいたのでした。
このようなケースで、「苦渋の思いで中止することにいたしました」と伝えるとよいでしょう。
これにより、苦しくて渋いような気持ちであることを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「苦渋の思い」の表現方法に注意するべきです。
これは「苦渋の気持ち」などに置き換えできます。
また、「断腸の思い」なども類似表現といえるのです。
このように、同じ内容でも違う言葉で表現する手段があります。
使用する状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「苦渋の思い」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『苦渋の思いで決断いたしました』
・『苦渋の思いで中止をきめました』
・『苦渋の思いですが、諦めることにしました』
「苦渋の思い」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「苦渋の思い」の類似表現
たとえば、「断腸の思い」が類似表現になります。
「苦渋の思い」と「断腸の思い」は、同じような意味で使えるのです。
「苦渋の思い」の敬語表現
これを単独で敬語にする事はできません。
これを敬語にする場合は、別な言葉を付け加えて表現するしか方法がないのです。
たとえば、「苦渋の思いでございます」のようにに言い換えできます。
この場合は、丁寧語を組み合わせた表現になるのです。
まとめ
このように、苦しくて渋いような気持ちのことを言い表す場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。
