この漢字で正しいのか、不安に駆られる瞬間もあるもの。
今回は「勤めさせていただきます」を解説していきます。
正しい知識をインプットして、できる社会人を目指してみましょう。
「勤めさせていただきます」とは?意味
「頑張りますので、よろしくお願いします」というニュアンスがあります。
一方で「勤める」は、通勤するという意味が含まれています。
また会社に就職することも「勤める」です。
この場合は「一生懸命やります」という志を伝える役割があるので、役割を全うするという漢字の「務める」に直していきます。
間違えやすい表現ですが「務めさせていただきます」に変えて、明るく用いてみてください。
「勤めさせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「勤めさせていただきます」だと「会社に就職します」という意味になり、ちぐはぐに聞こえてしまいます。
打ち間違えしやすい日本語ですが、正しくは「務めさせていただきます」になるので、再度チェックしておきましょう。
「本日の司会を務めさせていただきます」や「議長を務めさせていただく〇〇です」のように自己紹介のシーンで使います。
一方で「させていただく」に違和感をもつ方もいるので、使用の頻度には注意が必要。
不安になったら「司会を務める〇〇でございます。
不慣れな点もありますが、よろしくお願いいたします」など自然な言い回しに整えておきましょう。
「勤めさせていただきます」を使った例文
・『今週いっぱい、部長の代理を務めさせていただきます』
・『書記役を務めさせていただく〇〇です』
・『僭越ながら、副リーダーを務めさせていただきます』
「勤めさせていただきます」の返答や返信例
自己紹介や挨拶のシーンで、このフレーズは用いられています。
大きな会場で聴衆の1人として聞いている場合は、その場で会釈をする、または周りにならって手を叩くなど、状況に応じた対応を取っていきましょう。
また会が無事終わって個別に話をする機会があれば、初対面の方であれば名刺交換をしておく、こちらから「本日はありがとうございました」とお礼を伝えておくと、好印象のやり取りに繋がっていきます。
まとめ
「勤めさせていただきます」について解説しました。
間違えやすい表現のひとつですが、正しい漢字を学んで敬語力を上げていきましょう。