この記事では「実施させていただきたく存じます」について解説をします。
「実施させていただきたく存じます」とは?意味
計画などを実際に行いたいと考えています、という意味です。
「実施」には、法律、計画、イベントなどを実際に行うことという意味があります。
あらかじめ計画された事柄を行う場合に用いることが多いです。
「させていただき」は、相手に許しを求めて、その行為を遠慮しながら行う意を表します。
相手に敬意を示す表現です。
「たく」は話し手の希望を表します。
「存じます」は聞き手に対して改まった気持ちを込めて丁寧にいうときに用いる言葉です。
「ます」は敬意を表します。
「実施させていただきたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が計画などを実際に行いたいと考えているときに用います。
何を実施するかは、この言葉の前に述べています。
行いたいと考えているのであって、実際に行いますという意味ではありません。
行うとはっきり決まっていない段階で伝える言葉です。
行うとはっきりしているときは、「実施いたします」という表現になります。
この言葉は曖昧な表現で、聞き手を困惑させてしまう可能性があります。
実施をするなら「する」とはっきり伝えましょう。
まだ決まってないのなら、決まった段階で知らせをします。
相手にも何かをしてもらう場合は、早めに知らせをしましょう。
「させていただき」は相手に許しを求めています。
実施をすることに許可を必要としないときは、「実施したいと考えております」のような言い方をします。
「実施させていただきたく存じます」を使った例文
・『今月中に○○を実施させていただきたく存じます』
「実施させていただきたく存じます」の返答や返信例
実施をしてもよいのか、悪いのかの判断を出す立場であれば、よいのか、悪いのかを伝えます。
実施をしてもよい場合は、その物事を行ってもらいましょう。
実施をしない方がよい場合は、なぜ行わない方がよいのか理由を説明する必要があります。
理由もなく「やってはいけない」といわれても、納得できないでしょう。
納得してもらって、不満を残さないためには、理由を伝えることが大切です。
自分が判断を出す立場でないときは、伝えられた事柄を理解したという意味で「わかりました」と伝えるとよいでしょう。
協力を求められたときは、できるならば協力すると喜ばれるはずです。
まとめ
この言葉は、話し手側で何かを実際に行おうと考えているときに用いるものです。
実施するとはっきりしているのではありません。
曖昧な表現では聞き手を困惑させるので、実施をするなら「する」とはっきり伝えましょう。