「お預かり」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お預かり」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お預かり」について解説をします。

「お預かり」とは?意味

物を引き受けて管理する、という意味です。

「お預かり」「預かる」の連用形の「預かり」「お」をつけた形になっています。

動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「する」「いたします」などの語を添えると、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手を敬います。

動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「いただく」「ねがう」などの語を添えると、あることをするようにへりくだっていう意を表します。

「預かる」は、人や物などを引き受けて、世話や保管をするという意味です。

「お預かり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、物などを話し手側が引き受けて、それを保管するときに用います。

レストランのことで説明をします。

寒い日だったので、お客さまはコートを着て来店をしました。

コートを着て飲食をするのは邪魔になり、また席に置くのも邪魔になります。

お客さまは入口でコートを脱ぎ、クロークに手渡してきました。

このときにクロークが「お預かりいたします」といった形で使用をします。

「お預かり」は敬意を表す表現なので、この後に続く言葉は丁寧にします。

預かったものは丁寧に扱いましょう。

預けた側は、こちらを信頼してそのものを渡しています。

雑に扱えば、汚してしまったり、壊してしまったりする恐れがあります。

これでは今後何かを預けてもらえなくなり、また信用を失いかねません。

預かったものをどのように保管するのかマニュアルを作っておけば、どの従業員も丁寧に扱えることでしょう。


「お預かり」を使った例文

・『こちらでお預かりいたします』

「お預かり」の返答や返信例

何かを預かってくれるので「お願いします」の意を伝えるとよいでしょう。

扱い方に気をつけて欲しいことがあれば、それを伝えてください。

壊れやすいものは扱い方に十分な注意が必要です。

そのものを壊れやすいものだと相手は認識していないこともあるので、「わかっているはず」と思わず、自分の方から伝えておきましょう。

伝えなかったばかりに雑に扱われてしまうと、「こんなことになるなら」と後悔することになります。

まとめ

この言葉は、話し手側で何かを預かるときに用いるものです。

この言葉だけで使うことは少なく、後に「いたします」などを続けて用います。

言葉遣いを丁寧にするだけでなく、預かったものを丁寧に扱いましょう。