「とんでもないことでございます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「とんでもないことでございます」とは?
はじめに「とんでもないことでございます」の意味を解説していきます。
「とんでもない」という言葉はよく使いますが、まじめに意味を聞かれるとうまく説明できないのではないでしょうか。
この言葉が意味するのは「あるべきことではない」や「決してそんなことはない」ということです。
そのため、文章全体を平易に言い換えれば「ありえない」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「とんでもないことでございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「とんでもないことでございます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司から少しふざけ半分で褒められたとします。
「君の営業成績は、日本一かもしれないな」と、少し誇張がかった表現でした。
このような場合に「とんでもないことでございます」と伝えるとよいでしょう。
ありえないと否定するだけのリアリティがあるのですから問題ありません。
また、ありえることであっても謙遜の意味で使うケースもあります。
ですので「君は優秀だな」と抽象的に言われても「とんでもないことでございます」と答えることができます。
この言葉を使う場合の注意点は、微妙に合っている場合です。
「君の営業成績は中の上くらいだろうね」と言われると、「とんでもないことでございます」と返答するには、相手の示しているものが中途半端なのです。
そのため、明確な表現に使うほうが、より効果的であると言えます。
「とんでもないことでございます」を使った例文
ここでは「とんでもないことでございます」を使った例文を挙げていきます。
例文のように「とんでもない」ことの対象を先に示す使い方もできることが分かるはずです。
・『それは、とんでもないことでございます』
・『私が昇進とは、とんでもないことでございます』
・『私を推薦とは、とんでもないことでございます』
「とんでもないことでございます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「とんでもないことでございます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「とんでもないことでございます」の類似表現
まず 「とんでもないことでございます」の類似表現について解説します。
「とんでもない」は「滅相もない」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「とんでもないことでございます」の敬語表現
つぎに「とんでもないことでございます」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「とんでもございません」という言い換えが可能です。
こちらの表現のほうがシンプルで一般的と言えるでしょう。
まとめ
このように「とんでもないことでございます」という表現は、相手から褒められた場合に、上手に返答できるフレーズです。
褒められた事に照れずに、このような言葉が自然に出ると、褒められなれているというプラスの印象さえ生み出すことができるでしょう。
