「お聞き及び」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お聞き及び」とは? ビジネス用語【一語】

「お聞き及び」という言葉は、相手によって言葉の選び方や接し方が重要視されるビジネスではよく使われています。

さまざまな場面で使うことができるので、これから簡単に説明する意味や使い方をぜひ参考にしてみてください。

「お聞き及び」とは?意味

「お聞き及び」「お聞き」とは「聞いている」「聞くこと」といった意味があり、「及ぶ」とは「ある事柄(話題)が広がり届く(伝わる)」といった意味があります。

全体を通すと「前に聞いて知っている」「人に聞いていて知っている」「すでに知っている」などといった意味合いになります。

「お聞き及び」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「お聞き及び」という言葉は相手が噂になっていて聞いている可能性のある話であったり、直接ではないが人づてに聞いている話であったりを自分から直接伝える際にクッション言葉の役割として主に使われています。

「もう知っていると思いますが」「聞いているかもしれませんが」といった意味合いとして、「お聞き及び」という言葉が簡潔かつ丁寧な言い回しなのでビジネスにも使いやすく覚えておくと便利です。

この言葉を使う場面の中にはよくない内容を相手に伝えることも多いので、「お聞き及び」という言葉の後に続ける言葉は慎重かつ丁寧に内容を相手に伝えるようにしましょう。

いい加減な態度やまとまらない内容を相手に話しても謝罪や協力要請もできないので、充分に注意する必要があります。


「お聞き及び」を使った例文

・『すでにお聞き及びのことと存じますが、来週から弊社のオフィスで一部改装工事が行われる予定です。ご来社の際にご迷惑をおかけするとは思いますが、よろしくお願いいたします』
・『お聞き及びかとは思いますが、今月末を持ちまして退職することになりました』
・『すでに皆様お聞き及びの通り、今回のプロジェクトは弊社でも大きな案件のため特別チームを新設することになりました』

「お聞き及び」の言い換え表現

「お聞き及び」という言葉の言い換え表現には「すでにご存じかとは思いますが」「すでに聞いておられるとは思いますが」「すでにご案内させていただきました通り」などがあります。

どれも使われている言葉が異なるだけで、同じ意味合いの言葉です。

「お聞き及び」という言葉が簡潔で使い勝手はいいですが、相手や場面によって使い分けるとビジネスでより良い人間関係が築くことができます。

まとめ

ここでは「お聞き及び」という言葉の意味やビジネスでの使い方について簡単に説明してきました。

さまざまな場面で使うことのできる言葉ですが、相手や場面によって柔軟に使い分けたり、合わせる言葉を慎重に選ぶ必要もあります。

説明した意味や使い方を参考に上手く会話や文章に取り入れてみてください。