この記事では「立ち入ったことを聞く」について解説をします。
「立ち入ったことを聞く」とは?意味
私事にかかわるようなことを聞く、という意味です。
「立ち入っ」は「立ち入る」のことで、物事に深く入り込む、当事者の個人的なことなどにかかわりあう、という意味があります。
「こと」は事柄という意味です。
「聞く」にはいくつもの意味がありますが、こことでは尋ねるという意味で用いています。
「立ち入ったことを聞く」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、当事者の個人的な事柄に関して尋ねるときに用います。
個人的なことは聞かないで欲しいという人もいます。
そのため、いきなり私事にかかわるようなことを尋ねるのは失礼です。
個人的なことを尋ねたいときは、このような言葉をまず伝えましょう。
このように伝えることで、相手への気遣いを示すことができます。
この言葉は会話の中では「立ち入ったことを聞く」という形では用いず、「聞くようですが」のように形を変えて用います。
「聞く」は敬意を示す表現にすると「お聞きする」です。
そのため、目上の人に対して述べるときは、「立ち入ったことをお聞きしますが」のような形にします。
この言葉を伝えたからといって、何でも尋ねてよいのではありません。
尋ねてよいことと悪いことがあり、相手の事情を考えなければなりません。
それを聞かれる相手がどのような気持ちになるのかを考えて、尋ねてもよいか判断をしましょう。
そのことを尋ねて相手を不快にさせてしまったときは、謝罪をします。
悪気はなくても相手に嫌な思いをさせてしまったので、「申し訳ない」という気持ちを示すようにしましょう。
「立ち入ったことを聞く」を使った例文
・『立ち入ったことを聞くようですが、○○はどのようになりましたか』
「立ち入ったことを聞く」の返答や返信例
何かを尋ねられるので、それへの返事をします。
答えられる事柄ならば、質問に答えましょう。
個人的なことにかかわる物事の場合、答えにくいこともあります。
そのときは、無理をして答えなくても構いません。
「私事にかかわることなので」など理由を説明すれば、わかってくれることでしょう。
まとめ
この言葉は、物事に深く入り込むようなこと、私事にかかわるようなことを尋ねるときに用います。
聞かれたくないこともあるので、相手の事情に配慮が必要です。
それを聞いてもよいのかよく考えるようにしましょう。