言い方ひとつで、仕事ができる人になれる場合も。
今回は「否定」についての解説を見ていきましょう。
「否定」とは?
ビジネスシーンにおける「否定」とは、打消しや禁止をあらわします。
例えば「できません」や「しないでください」というのは否定の代表格。
強い言葉である行動を否定したい時に使います。
「禁煙エリアなので、タバコを吸うことはできません」や「強風なので、屋外に出ないでください」のように用いられています。
「否定」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
私たちが用いる言葉にはプラスのもの、マイナスのものが存在します。
マイナスにあたるのが否定語、そしてプラスにあたるのが肯定語です。
否定の言葉を用いると、確かに伝えたいことがはっきり伝わります。
してはいけないこと、守ってはいけないことをストレートに出せるので、曖昧さが無くなるでしょう。
一方で取引先や外部の方に否定語ばかり用いてしまうと、敵対心を抱かせて仕事がうまく進まないリスクも存在します。
言葉で損することが無いよう、気を付けておきましょう。
「否定」を使った例文
・『本日はノー残業デーなので、18時以降は仕事をしないでください』
・『ロックがかかるので、パスワードは3回以上間違えないでください』
・『何度も同じ質問をしないでください』
「否定」の類語や敬語での言いかえ
否定の反対は肯定語、ポジティブな言いかえ語を見ていきましょう。
「否定」の類似表現
よく似た言い方に、肯定のフレーズがあります。
「してください」や「お願いします」や「お守りください」など、打消しのフレーズが入らない表現を指します。
例えば残業して欲しくない日は「ノー残業デーなので、早めにお帰りください」というと、いい雰囲気に聞こえます。
「否定」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご協力をお願いいたします」や「ご遠慮ください」が挙げられます。
取引先の方に言いにくいことをお伝えしたい時に、効力を発揮してくれるでしょう。
「否定」の返答や返信例
色々な方がいる世の中。
社会の場で傷つくひと言を、受けることもあるかもしれません。
いちいち真に受けていると喧嘩になるので、こういう時こそ大人の対応を。
「承知いたしました」や「ご指摘ありがとうございます」とお伝えして、相手の言い分を素直に受けとめておきましょう。
まとめ
「否定」にまつわるフレーズをお伝えしました。
言い方のコツを学んで、こちらの印象を操作していきましょう。