「日頃よりご支援いただき」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「日頃よりご支援いただき」とは?
「日頃」は「ひごろ」と読み、「ふだん、日常」を意味する言葉です。
ここでは「日頃よりご支援いただき」としていることから、支援が継続的であり、日常的であることを類推できます。
また、ここでは「もらう」の謙譲語である「いただく」を使用しています。
「いただき」は、「いただく」の語尾を活用したものなのです。
これは、自分の行為をへりくだって表現する技法です。
間接的に、相手に敬意を示すために用いられる表現なのです。
これらの事から、ふだんから支援してくれている相手に、敬意を示した表現になっていることが分かるのです。
「日頃よりご支援いただき」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「日頃よりご支援いただき」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社には営業スタッフがいたとします。
その人は、細かな事務処理を引き受けてくれるのでした。
営業には細かい事務がつきものです。
そして、多くの場合で期限が短かったりします。
あなたは、そのような事務を普段から手伝ってくれるスタッフに、感謝を伝えることにしました。
このような場合には、「日頃よりご支援いただき、本当にありがとうございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して丁寧な言葉で、日ごろの支援に対する感謝を伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「いただく」の応用に注意しましょう。
「いただく」は、「もらう」か「賜る」に変化できます。
この三つの選択肢は、それぞれ敬語の程度が異なるのです。
同じ意味の言葉でも、相手や状況に応じて、適切なものを選択する必要があるのです。
「日頃よりご支援いただき」を使った例文
ここでは「日頃よりご支援いただき」を使った例文を挙げていきます。
例文のように「感謝」を示す言葉と組み合わせて使用するのがよいでしょう。
・『日頃よりご支援いただき、ありがとうございます』
・『日頃よりご支援いただき、誠にありがとうございます』
・『日頃よりご支援いただき、心より感謝申し上げます』
「日頃よりご支援いただき」の類語と敬語での言いかえ
それでは「日頃よりご支援いただき」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「日頃よりご支援いただき」の類似表現
「日頃より」の類似表現には、「普段より」や「いつも」などが挙げられます。
たとえば「普段よりご支援いただき」と言いかえても、同じ意味で文章が成立するのです。
「日頃よりご支援いただき」の敬語表現
「日頃よりご支援いただき」を別な敬語で言いかえるとどうでしょう。
たとえば、「日頃よりご支援賜り」と、より丁寧に言いかえることが可能です。
まとめ
このように「日頃よりご支援いただき」は、相手の日常的な支援に感謝を述べる場合の「前置き」フレーズです。
ビジネスでも使用できるものなので、おぼえておくことをおすすめします。