「なかなか難しい」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「なかなか難しい」とは?
はじめに「なかなか難しい」の意味を解説していきます。
「なかなか」は「予想した程度と異なるさま」を表す言葉です。
なかなかの結果、なかなかの出来などと使われることが多いので、知っている方も多いはずです。
そのため、文章全体としては「予想以上に難しい」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「なかなか難しい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「なかなか難しい」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、来期の売上予測を立てるミッションを受けました。
着手する前は過去数年の売上実績から、予測されるグラフを描くことができると踏んでいました。
しかし、実際に集計すると、売上の推移は不規則なモノでした。
このような場合に、あなたは「これは、なかなか難しい」との表現を使う事でしょう。
ある程度、事前に予測した物があって、それに対する実際の状態を指して「なかなか」と言っているのです。
この言葉を使う場合の注意点は、曖昧なことです。
なかなか難しいとは、事前の予測や現在の状況には言及していない、ひどく抽象的な表現でもあります。
誰かを相手に、明確な何かを伝えたい場合には、より具体的な表現を選択するべきでしょう。
「なかなか難しい」を使った例文
ここでは「なかなか難しい」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、なかなかに難しい「何か」を言及することで、少し具体的な表現にすることも可能です。
・『この問題は、なかなか難しい』
・『この資料作成については、なかなか難しい』
・『売り上げを向上させるのは、なかなか難しい』
「なかなか難しい」の類語や敬語での言いかえ
それでは「なかなか難しい」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「なかなか難しい」の類似表現
まず 「なかなか難しい」の類似表現について解説します。
「なかなか」は「予想以上に」や「予測を超えて」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「なかなか難しい」の敬語表現
つぎに「なかなか難しい」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「なかなか難儀でございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「なかなか難しい」という表現は、短いフレーズで自身の状況を表すことができる便利な言葉です。
それだけに、相手に何かを伝える場合には情報が不足しがちでもあるので、注意して使用するとよいでしょう。