「その折は大変お世話になりました」についての解説です。
「その折は大変お世話になりました」とは?意味
「その折は大変お世話になりました」は、過去のことを指していて、過去に大変お世話になったという意味です。
ただし、その節は、遠い過去は示さないのであくまで、つい最近の過去の出来事しか示さないです。
この言葉は、テンプレートのようなもので、ビジネスで相手の方に対して、便宜を図ってもらい、大変に都合が良かったと解釈すればよいでしょう。
なお、この言葉、嫌味にすることも可能で、本来は、自分たちの都合が良い方向に行くことを「その折は大変お世話になりました」というのですが、あえて面倒ごとに巻き込まれ散々だった過去について、「その折は大変お世話になりました」と言えば、嫌味に変更することも可能です。
「その折は大変お世話になりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉を使う上での注意点は相手側が過去の出来事を覚えていること、そして自分たちにとって都合が良い方向に物事が収まっていることです。
なので、自分たちの都合が良い出来事に対してお礼という形で、「その折は大変お世話になりました、」と述べ、間違っても嫌味で、面倒ごとを押し付けたことについてお礼をするということは本来はあってはいけません。
「その折は大変お世話になりました」を使った例文
・『山田様、その折は大変お世話になりました』
この例は、山田という人物との間に過去にお世話になったと述べる側が便宜を受けたお礼です。
「その折は大変お世話になりました」という言葉でお礼を述べているのがこの例になります。
「その折は大変お世話になりました」の返答や返信例
「その折は大変お世話になりました」に対する返答は、相手のお礼に対する返答なので、スマートにお礼に対して返答をするのであれば、「当然のことをしたまでです」や「お気になさらず」という返答をすればよいでしょう。
まとめ
「その折は大変お世話になりました」という言葉は、要は、相手側から自分たちに対して都合の良い方向で便宜を受け自分たちの取引などが良い方向に行ったことや、仕事を手伝ってもらったことで仕事の完成が早まったなどに対するお礼です。
お礼なので、相手側は、お礼として受け取ったうえで、返答を行います。
なので、人によってはお礼で人を助けてお互いの会社に貢献するのは当たり前だと考えている人物であれば、「当然のことをしたまで」というわけです。
なお、この言葉、相手側がいつの話か覚えていない場合、お礼としては受け取ってもらえますが、何のお礼であるかが分からないという問題が起き、相手側が困惑する要因になりますので、あまりにも過去の話を蒸し返してお礼を述べるのはNGになります。
あと、この言葉を皮肉にするのもNGで厄介ごとを押し付けられたことに対して、「その節はお世話になりました」と返すのもNGです。