「そのようなお言葉をいただき恐縮」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「そのようなお言葉をいただき恐縮」とは? ビジネス用語【一語】

「そのようなお言葉をいただき恐縮」についての解説です。

「そのようなお言葉をいただき恐縮」とは?意味

「そのようなお言葉をいただき恐縮」とは、対象となる人物に対して恐れ多いという意味です。

よって、この言葉の意味は、そのような言葉を頂いて恐れ多いという意味になります。

お言葉とあるので、一応丁寧語や謙譲語に属するのですが、恐縮は、実は感情を圧縮して表出さずに述べるため、書面にて記載する言葉なので、この場合、実は適切ではない言い回しになります。

「そのようなお言葉をいただき恐縮」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、文章で書き示して相手に対して恐れ多いと述べるのであれば、正しい表記と言い回しになるのですが、文章ではなく口頭で行うと、感情をこめず、恐れ多いと述べているので口先だけだという判断を相手が下すので注意です。

よって言い回しを変えるのであれば、「そのような言葉を頂き、恐れ入る」というと感情が恐れの方向に入ったと相手は理解します。


「そのようなお言葉をいただき恐縮」を使った例文

・『「手紙にて」山田様のお返事ですが、お手紙であれ、そのようなお言葉をいただき恐縮です』

この例は、山田という人物と手紙でやり取りした際の返事を記載している文章で、山田という人物の便りが恐れ多い内容であり、そのことについての返事を書いているのです。

なお、恐れ多いこととは、ビジネスにおいては相手側がこちらの行いを褒める行為であるか、あえて叱っているかです。

つまり、恐縮は、誉めることもあれば、叱ることもあるのでこの点については当事者同士しかわかりません。

「そのようなお言葉をいただき恐縮」の返答や返信例

この言葉への返事は、なぜ相手が恐れを抱いているかを把握することが重要で、失敗をしたことで失跡したことであれば、「以後気を付けるように」というような感じで失敗をしたことについて気を付けるよう指導し、誉める行為であった場合、「恐縮なさらず」と返して、恐れないようにということができます。

まとめ

「そのようなお言葉をいただき恐縮」については、恐縮という言葉は、言葉に発すると効力が失われるので本当に相手を恐れている場合、恐縮は使用してはなりません。

あえて、「そのようなお言葉をいただき、恐れ多い」というほうが相手に対して恐れを抱いていることを印象付けるため、こちらを言葉に発するのが正しいです。

ではなぜ、恐れ多いと言いまわすかですが、これは、相手側のほうが格上であり、指導ということでお叱りやお褒めを預かるがゆえ、身が縮こまり恐れるという意味になります。

よって、この言葉、ビジネスの席では嫌う人物もおり、相手に怖がられるということを極端に嫌う人物は、恐縮、恐れ多いのいずれの言葉も嫌います。

なので、恐れという言葉を嫌う人物から指導を受けた場合、痛み入りますとするのが良いです。

こちらであれば、自分の落ち度に対して身に染みるという意味になるのでこっちを使えば、恐れるということを極端に嫌う上司の方に対しても適切な表現で、「そのようなお言葉をいただき、痛み入ります」とすればよいでしょう。