この記事では「発生しております」について解説をします。
「発生しております」とは?意味
あり物事が起こっているという意味です。
「発生」には、物事が起こることという意味があります。
物が生じるという意味だけでなく、事故、事件、自然現象などが起こることもいいます。
「発」は生ずる、起こる、「生」はうむ、うまれるという意味を持つ漢字です。
このことからも「発生」には、ある物事が生じるという意味があることがわかります。
「ております」は「ている」の丁寧な表現で、現在の状態を表します。
「発生しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かが起こっていることを知らせるときに用います。
たとえば、災害の影響で配送に遅延が生じているとします。
これによって、相手のところへ荷物が届くことが遅くなります。
荷物の到着が遅くなると、受け取る側は「まだ届かない」と心配になることでしょう。
そういった心配をかけないために、到着が遅くなるとわかっているならば知らせることが望ましいです。
そのときに、この言葉を使用します。
この例の場合ならば、「配送に遅延が発生しております」という使い方をします。
「ております」は現在の状態を表します。
そのため、これから何かが発生しそうだという意味では用いません。
発生する可能性があるという意味にするならば、「発生する可能性があります」「発生が予想されます」のような表現をします。
何かが発生をしたのが過去のことで、今はそれがないときには、「発生しましたが、解消されました」のような言い方をします。
たとえば、ホームページが開けない状態になっていたけれど、今はその問題が解消したときに「発生しましたが〜」といった言葉が使われます。
「発生しております」を使った例文
・『遅れが発生しております』
「発生しております」の返答や返信例
何かを知らせてくれているので、それに対して返答をします。
伝えられた事柄を理解したならば、「わかりました」の意を返すとよいでしょう。
配送に遅れが出ていて、荷物が届くのが遅くなると伝えられたとします。
その場合は、荷物が届くまで待っているしかないでしょう。
届いたときには「受け取りました」ということと、送ってくれたことへお礼を伝えます。
事柄によっては、こちらで何か解決できることもあるかもしれません。
何か対応ができるか考えてみましょう。
まとめ
この言葉は、ある事柄が起こっていると伝えるものです。
何かが起こって他人に影響を与えるときは、その事柄を知らせた方がよいでしょう。
知らせをしておけば、相手を不安にさせずに済んだり、何か対応をしてくれたりすると期待できます。