ここでは「今お時間大丈夫でしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「今お時間大丈夫でしょうか」とは?
「今お時間大丈夫でしょうか」は、その場で相手に時間をとってもらいたい場合に使う表現です。
よって、いつそれを見るか分からないメールなどの文章で用いるには向いておらず、直接その相手と面等向かって、または電話で使うことになります。
前者では、相手がそれに応じてくれればそのまま何かを伝える、何かを見せる、またはそれほど遠くはないどこかまで同行して欲しいといったようなことをお願いすることになり、後者の電話の時には見せたり同行をお願いするといったことはできないため、何かを伝える場合のみになります。
ここで言う「お時間」とは、その用件が済むまでの間という解釈になり、具体的な時間は場合によって異なります。
「今お時間大丈夫でしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「今お時間大丈夫でしょうか」と用いて相手が承諾してくれたとしても、こちらからの用件に掛かる時間まで分かった上でのことではありません。
そのため、この使い方で時間をとってもらった時には、その用事はなるべく早く済むように心掛けることが大切です。
相手より先に、それは構わないがどれくらい掛かるかといったように訊ねられた場合には、掛かるであろう大体のその時間を伝えて、それでも問題がない場合に続けて用件に入ってください。
注意点として、早くても10分は掛かる内容に、2、3分程度などと伝えるようなことはしないようにしてください。
そうすると相手を騙すことになってしまい、その場は渋々でも付き合ってくれたとしても、今後の関係に支障が出てしまう可能性があるためです。
「今お時間大丈夫でしょうか」を使った例文
・『少しお話したいことがあるのですが、今お時間大丈夫でしょうか』
・『1つ見ていただきたいものがありまして、もしよろしければ今お時間大丈夫でしょうか』
「今お時間大丈夫でしょうか」の類語や言い替え
・『少々お時間をいただけますか』
このように言い替えても意味は一緒で、使い方も同様なので、言い替え表現にすることができ、どちらを用いても構いません。
尚、この表現にすると、文章で「当日にお会いした際に少々お時間をいただけますか」といった使い方もできるようになります。
まとめ
「今お時間大丈夫でしょうか」は、その場で相手に何かを伝えたい、見せたい、または一緒にどこかに行って欲しいといった使い方になります。
そのための時間をもらいたいと伝えており、今すぐのことになるので、直接その相手に口語で使われる表現です。