ここでは「ご相談の件ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご相談の件ですが」とは?
「ご相談の件ですが」は、このように使う相手から相談された件について、という意味で用いられます。
「ご相談の件ですが、やはり難しいという判断になりましたので、少し条件を変えていただくことはできませんか」のように使うと、相談された件をそのまま聞くのは無理なので、少し条件的に緩和してもらうことはできないかと言っています。
ここでの相談はどんなものでも構わず、BtoCでよく見られるのは価格的な内容です。
小売店ではそのような相談は難しいこともあって、例えば、新車の購入時のディーラーでの値引き交渉などがそれになります。
その場で結論が出ず、次回の来店時に持ち越しになった時に、「先日の値引きのご相談の件ですが〜」などと使われるという具合です。
「ご相談の件ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご相談の件ですが」は、この後に続ける内容次第で色々な用い方ができます。
相手からの相談に対しての返答に使われますが、価格や条件の交渉になるものから、ここはこうならないかといったビジネス上の他社からの相談など、それが「相談」に該当すれば、この後にそれは難しい、こういうことにできる、などと続けてその相談への対応になる文章を作ることができます。
そのまま聞くことはできないが、こう条件が変わるなら大丈夫だといった冒頭に挙げたような用い方をすることも多く、丁寧な言い回しなのでその相手はお客様や他社などになり、口語で使うこともできます。
「ご相談の件ですが」を使った例文
・『ご相談の件ですが、上からOKが出ましたので、先の条件で進めさせていただきます』
・『価格のご相談の件ですが、やはりこれ以上の値引きは難しいため、ご希望に沿うことは難しい状況です』
「ご相談の件ですが」の類語や言い替え
・『ご相談しました件ですが』
このようにすると、こちらから相談したことに対しての返答を求める表現になります。
よって、この後には「どのようになりましたか」、「やはり難しいでしょうか」のような内容が続くことになり、相手からなかなかその返答がなかったり、その相談に変更や追加があるような時に使われています。
まとめ
「ご相談の件ですが」は、相手からの相談内容についての返答を行う際に用いる表現です。
対外的に使われるため、ビジネスシーンやBtoCでのそれに対する返答になることが多く、口語、文章のどちらでも用いられています。