この記事では「覚えていらっしゃるかわかりませんが」について解説をします。
「覚えていらっしゃるかわかりませんが」とは?意味
記憶にあるかわからないけれど、という意味になります。
「覚え」は「覚える」のことで、見たり聞いたりした事柄を心に残す、記憶するという意味です。
「いらっしゃる」は「ある」「いる」の尊敬語です。
「わかり」は「わかる」のことで、理解する、物事がはっきりとするという意味になります。
「ません」は丁寧な打消しの表現です。
「覚えていらっしゃるかわかりませんが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手がもしかしたら覚えていないかもしれないときに用います。
「わかりませんが」という表現をしており、「覚えているかもしれないし、覚えていないかもしれない」という意味合いになります。
「覚えている」とはっきりいえないし、「覚えていない」ともはっきりいえない状態です。
AさんとBさんは、祝賀会ではじめて出会ったとします。
このときにお互いあいさつをし、連絡先の交換をしました。
あるとき、AさんからBさんに連絡をしました。
祝賀会で一度出会っただけなので、AさんのことをBさんは覚えていないかもしれません。
そこで、もしかしたら覚えていない可能性も考えてこの言葉を用います。
この例の場合は相手が覚えていない可能性を考えて、いつどこで出会ったのかを伝えるとよいでしょう。
いつどこで出会ったのかを説明すれば、思い出してくれるかもしれません。
「覚えていない」とは自分から言いにくいことがあります。
そのため、相手が覚えていないことを想定して、その物事を説明します。
たとえば、名前を忘れられている可能性を考えて、自分の名前を伝えるなどです。
「覚えていらっしゃるかわかりませんが」を使った例文
・『覚えていらっしゃるかわかりませんが、○○でお会いした□です』
「覚えていらっしゃるかわかりませんが」の返答や返信例
この後に何が伝えられるかによって返答の内容が変わります。
「こんな出来事がありました」と伝えられたとします。
その出来事を自分が思い出せるのであれば、「そういえば、そういったこともありましたね」という意を返すとよいでしょう。
思い出せないまま話を進めてしまうと、話についていけなくなります。
思い出せないようならば、どのような出来事があったのか説明してもらうとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、ある事柄を聞き手が覚えていない可能性があるときに用います。
自分ははっきり覚えていても、相手は覚えていない可能性があります。
その可能性を考えて、ある事柄について説明するとよいでしょう。