この記事では「私事で大変恐縮ですが」について解説をします。
「私事で大変恐縮ですが」とは?意味
自分個人のことで非常に申し訳なく思いますがという意味です。
「私事」には、自分個人のことという意味があります。
子供が風邪をひいたなど、仕事とは直接関係がないことです。
「大変」には、程度がはなはだしいという意味があります。
「大変寒い」などの使い方をします。
「恐縮」には、相手に迷惑をかけたり、相手からの思いやりある心を受け取ったりして、申し訳なく思うこと、またそのさまという意味があります。
「ですが」は「だが」の丁寧語で、前に述べたことと反対のことを述べるときに用いる語です。
「私事で大変恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
自分個人の事柄で会社などに迷惑をかけるときに使用する言葉です。
話し手が相手に迷惑をかける場合に使用をし、相手から自分が迷惑を受けることには使用しません。
たとえば、誰かが資料にミスをして、それによって自分の仕事に支障がでたとします。
そのことを「大変恐縮していると思いますが」とはしないのです。
私事には、さまざまな事柄があります。
たとえば、家族が風邪をひいたため看病する必要がある、運動会など子供の行事がある、法事などの行事があるなどです。
私生活に関係したことを特にいいます。
たとえば、平日に学校行事の遠足があり、親が同伴しなければならないとします。
普段は仕事がある日です。
どうしても親が同伴しなければならないため、仕事を休む必要があります。
仕事を休んだら会社に迷惑がかかるかもしれません。
そのようなときに、この言葉を使用します。
仕事とは関係のない自分の用事で会社に迷惑をかけることになり、大変申し訳ないという気持ちを表します。
「ですが」の後には、お願いしたい事柄が続きます。
私事が指す事柄を具体的に述べることもあれば、述べないこともあります。
詳しく話したくないときに「私事」とすることもできます。
休みをもらう場合、なぜ休みが必要なのか述べないと、休暇の獲得が難しいことがあるので、その場合は簡単に理由を述べるようにします。
「私事で大変恐縮ですが」を使った例文
・『私事で大変恐縮ですが、○○日に休暇をいただけないでしょうか』
「私事で大変恐縮ですが」の返答や返信例
「ですが」の後にお願いなどが続くので、その内容に対しての返事をします。
すぐに返事ができない場合もあることでしょう。
その場合は、いつまでに返事をすると明確にして、そのときまでに答えを出します。
まとめ
自分にかかわる事柄で相手に迷惑をかけるときに使用する言葉です。
クッション言葉として使用すると印象が変わります。