みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「よく行かれるのですか」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「よく行かれるのですか」とは?
相手が特定の場所に頻繁に訪れることが想定され、そのことについて問いかける際に使われているのが「よく行かれるのですか」です。
「行く」という言葉を、相手を敬う言い方にしたのが「行かれる」で、尊敬語となります。
「〜のですか」は疑問形として使われる言葉です。
例えば、「〇〇へは、よく行かれるのですか」という会話を度々見聞きしますが、相手との会話の中で、相手の考えや行動パターンを知るための言葉とも言えるでしょう。
ですから、「よく行かれるのですか」は、コミュニケーションを取るきっかけとして役立つ言葉になります。
「よく行かれるのですか」の使い方や注意点
「よく行かれるのですか」は、一見カジュアルな言い方に感じますが、実は正しい敬語表現の言葉です。
相手が「行く」ことについて尊敬表現にしたのが「行かれる」で、「〜のですか」は疑問形の言葉です。
つまり、相手を敬う言い方をしていることが分かります。
例えば、ビジネスシーンでの世間話の場面で、「〇〇さんは、休日は、ゴルフによく行かれるのですか」という表現で相手に聞くことができます。
すると相手から「そうなんです、〇〇さんもゴルフされるのですか」と返事が返ってくるわけです。
この言葉を使う上での注意点としては、「よく行かれるのですか」は話し言葉であることが挙げられます。
文書やメールなどで相手に問いかける際には、書き言葉への言い換えが必要になる場合もあります。
また、より丁寧な敬語表現で伝える場面もあるでしょう。
「よく行かれるのですか」の言い換え
・『定期的に足を運ばれますか』
・『定期的に通われていますか』
・『通われておられますか』
・『頻繁にお立ち寄りになられますか』
・『頻繁にお出かけになられますか』
・『よく行きますか』
・『よく行くのですか』
・『よくお越しになりますか』
「行かれる」の言い換えとしては、主に「足を運ばれる」、「通われる」、「お立ち寄り」などが挙げられます。
「お越し」は「来る」の尊敬語ですが、文脈によっては言い換えとして使える場面もあるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「よく行かれるのですか」は、「よく行くかどうか」を尋ねた言葉で、相手を敬う言い方です。
美味しいお店の情報や、旅行、レジャーなどについての何気ない会話から話が盛り上がり、うまくコミュニケーションが取れることも少なくありません。
相手の好みや行動について聞き出す際に、「よく行かれるのですか」を上手く使いこなしてみてください。