みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「納期が遅れてしまい」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「納期が遅れてしまい」とは?
「納期」は「のうき」と読み、「納入期限」を略した言葉です。
「納期」には、税金や商品などを納めるまでの期日という意味があり、ビジネスシーンでは頻繁に使われています。
「遅れてしまい」は、予定や約束されていた日時を過ぎてしまったことを述べた言葉です。
つまり、「納期が遅れてしまい」とは、指定された納入期限までに、税金や商品などをおさめることができなかったことを伝えた言葉です。
「納期が遅れてしまい」の使い方や注意点
ビジネスシーンでは、「納入期限」を「納期」と略して使うことが多く、とくにメールや会話では、出来るだけシンプルな表現でコミュニケーションを取るための工夫として、「納期」が一般的に使われているわけです。
ただし、公的な文書や督促状といった書類では、「納入期限が過ぎております」と略さない表記となります。
この言葉を使う上での注意点としては、「納入期限」が過ぎてしまうことは、相手にとって損失や迷惑となり得ることが挙げられます。
また、約束された期日を守れなかった経緯は、相手の信用を失うことに繋がってしまいます。
ですから、「納期が遅れてしまい」の後に続けて、相手へのお詫びを伝えることが必要になるわけです。
さらに、「遅れている事実」だけを述べても、相手にとって何も利益は生まれません。
そこで、「納期が遅れてしまい」+「お詫び」+「改善案」または「提案」を伝えることがとても重要となってきます。
「納期が遅れてしまい」の言い換え
・『納期に遅れが生じてしまい』
・『納期に遅れが出てしまい』
・『約束の期日に間に合わず』
・『約束の期限が過ぎてしまい』
・『納入期限を守れず』
・『納入期限を過ぎてしまい』
・『納期が遅れましたこと』
・『作業に遅れが出てしまい』
・『遅延が発生してしまい』
いずれの表現も、決められた日時に間に合っていない様子を言い表しています。
つまり、現在の状況を述べたものであると言えます。
しかし、その事実を述べただけで、“遅れ”を取り戻せるものではありません。
まとめ
いかがでしたか。
「納期が遅れてしまい」は、約束に期日に間に合っていない様子を述べた言葉です。
相手が本当に知りたいことは、遅れている事実ではなく、「正確な納期は一体いつになるのか」を知りたいわけです。
突発的なトラブルやミスはビジネスシーンにつきものですが、それを許容してくれたにしても、相手が納得できる正確な納期を示さなければならないということです。