「廃版となっており」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「廃版となっており」とは?
これは、書籍などが廃止されている状況を言い表した言葉です。
「廃版」は「版を廃する」という意味が熟語になったものと言えます。
「版」は「印刷すること」や「発行すること」という意味を持ちます。
そして「廃」は「やめること」や「廃止すること」を意味する漢字になっているのです。
これを組み合わせて「廃版」とすれば、書籍などの印刷物が既に発行されていない状況を表現できます。
つまり、発行が廃止されている状況を「廃版となっており」と表現できるのです。
なお、「おり」は「おる」が変形したものであり、謙譲語になっています。
これらのことから、「廃版となっており」が、書籍などが廃止されている状況を言い表した言葉であると分かるのです。
「廃版となっており」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある書籍を譲ってくれないかと頼まれたとします。
しかしその書籍は既に発行が廃止されており、二度と入手できないものだったのです。
このような状況で、「これは既に廃版となっており、お譲りできません」と言うとよいでしょう。
これによって、既に発行されていない書籍であることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「廃版となっており」の表現方法に注意するべきです。
これは「廃版となっていて」のように言い換えれば、謙譲語を使わない形にできます。
また、「廃版となっておりまして」のように、丁寧語を組み合わせる方法もあるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「廃版となっており」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段の内容に応じた言葉を、組み合わせて使用するとよいでしょう。
・『廃版となっており、簡単には売れません』
・『廃版となっており、お譲りするのは難しいと思います』
・『廃版となっており、二度と手に入らないものなのです』
「廃版となっており」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「廃版となっており」の類似表現
これの類似表現として、「廃盤となっており」が挙げられます。
「廃版」を「廃盤」に言い換えると、CDやレコードなどの音楽商材に関する表現として扱える言葉になるのです。
「廃版となっており」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「廃版となっておりまして」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、書籍などが廃止されている状況を言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。