「今回のようなことがないように」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「今回のようなことがないように」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「今回のようなことがないように」について解説をします。

「今回のようなことがないように」とは?意味

話し手が当面している事柄がもう一度起こらないように、という意味です。

「今回」はこのたびという意味で、近い過去に行われた事柄や今行われた事柄を指します。

「のような」「よう」は、ありさまという意味です。

「ない」は存在しないという意味になります。

「ように」「よう」は先ほどの「よう」とは意味が異なり、話し手の意志・決意を表します。

「今回のようなことがないように」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、近い過去に不都合な事態が発生しているときに用います。

「今回」は話し手が当面している事柄を指しています。

客が通販で注文した商品の到着が遅れてしまったときのことで説明をします。

ある客が通販で商品を注文しました。

店側は注文内容を確認し、注文確認メールを送りました。

しかし、梱包をするスタッフが何かを勘違いしていたようで、客が注文した商品の発送を忘れてしまいました。

このため、商品の到着が注文から2週間後になってしまいました。

商品到着が遅くなったことに対して、客から苦情がありました。

客を不快にさせてしまったので、店側は謝罪をすることが望ましいです。

そして、同じようなことがないように対策をしていかなければなりません。

客に対しては、謝罪の言葉と今後の対策をメールで伝えました。

そのメールの中でこの言葉を使用します。

「ように」の後には、「こういう行動をしていきます」という意味の言葉が続きます。

同じことがないように、具体的な対策を考えて行動していかなければなりません。


「今回のようなことがないように」を使った例文

・『今回のようなことがないように○○の取り組みをしてまいります』
・『今回のようなことがないように十分に注意をいたします』

「今回のようなことがないように」の返答や返信例

今回の事柄で損害を受けているならば補償をしてもらった方がよいでしょう。

具体的に何をしてもらいたいのか伝えてください。

補償の必要がなく、許しを与えられるようであれば、許しの言葉を伝えます。

「今後このようなことがないように気をつけてください」など注意をする場合もあります。

同じようなことがないようにするためには、具体的な行動を考えていかなければなりません。

こうして欲しいというものがあれば、伝えてみるとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、近い過去に不都合な事態が起こっているときに用います。

相手に不都合なことを与えてしまっているので、謝罪の言葉も同時に伝えましょう。

そして、同じことが起こらないように注意をします。