この記事では「こちらがデータです」について解説をします。
「こちらがデータです」とは?意味
話し手が示すものがデータであると伝えるものです。
「こちら」は、話し手に近い方向、話し手がいる場所、話し手の方向にある場所、話し手の近くにあるものを指す言葉です。
この場合はデータを指しているので、話し手の近くにあるものの意味で用いています。
離れた場所にあるものを指すときは「あちら」といいます。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現です。
「こちらがデータです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、データを示す際に用います。
会議の場面で説明をします。
今、Aさんが新商品の売れ行きの説明をしています。
言葉だけで伝えてもわかりにくいので、Aさんはグラフを用意しました。
パワーポイントを使ってグラフを表示し、それを見てもらいます。
そのときに、「売り上げをグラフにしたものがこれです」と示す意味でこの言葉を用います。
話し手のそばにあるものを示す言葉に、「こちら」の他に「これ」があります。
「これが今話題の商品です」のような使い方をします。
「これ」でも、話し手が示したいデータを指すことができるのですが、目上の人に対して「これ」というのは望ましくありません。
「これ、おいしいよね」など友達との会話でも使われる言葉です。
そのため、「こちら」の方が丁寧な印象があり、会議などの場では「こちら」を使うことが望ましいです。
話し手の近くにあるものを指す言葉であり、離れた場所にあるものを指すときには「あちら」を使います。
資料に書かれていることであれば、「資料に記載しているデータ」など特定のものを指す言い方もできます。
「こちらがデータです」を使った例文
・『こちらがデータです。この部分をご覧ください』
「こちらがデータです」の返答や返信例
データについて話をするので、その話を聞いていましょう。
あるものを見て欲しく、このような言葉を伝えているので、話し手が示すものに目を向けてください。
会議の場であれば、パワーポイントや資料などを使ってデータを示すはずです。
そのデータに目を向けて、相手の話す事柄を聞いて、そのデータの内容を理解するように努めます。
話し手が示すデータがどれであるかわからない、ということはないはずです。
もしも、どのデータを指しているのかわからないときには、示すものがどれであるか尋ねてください。
まとめ
この言葉は、データを示すときに用います。
話し手の近くにデータがあり、それを見て欲しいときに、聞き手の注意を向けるために用いるものです。
こういったことを伝えておくと、聞き手の注意がデータに向きやすくなります。