「私の方で対応いたします」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「私の方で対応いたします」とは?
はじめに「私の方で対応いたします」の意味を解説していきます。
この表現は、様々な場面で使用され、言葉のリズムも使いやすいので一般化しています。
しかし、誤った使用方法として知られる表現方法の一つです。
本来は「私のほうで対応いたします」は「私が対応いたします」で十分に意味が成立します。
たとえば「あちらのほうに」と使うのであれば理解できます。
ここでは曖昧な方角を示しているニュアンスがあるからです。
しかし、私がやる事の意味を「ほう」で曖昧にする理由がないのです。
無意味な「ほう」を付ける癖があるようなら、改める必要があると言えるでしょう。
「私の方で対応いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「私の方で対応いたします」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが会議で議論していたとします。
週末の対応を誰が担当するべきかで議論になっていたのです。
しかし、あなたは自分が対応することを申し出ることにしました。
このような場面で「私のほうで対応しておきますい」と言ってはいけません。
なぜなら、この表現は誤用になってしまうからです。
この場合の正しい表現は「私が対応しておきます」です。
「ほう」を付与する必要がないのです。
この言葉を使う場合の注意点は、一般的に使用されていることです。
あまりに広く浸透しているので、もはや普通に聞こえてしまうのです。
そのため、意識しておかないと、つい使ってしまいがちな表現であるとも言えるのです。
「私の方で対応いたします」を使った例文
ここでは「私の方で対応いたします」を使った例文を挙げていきます。
例文として挙げましたが、「私kのほうで」は「私が」で言い換えるのが正しい用法になります。
・『その件であれば、私の方で対応いたします』
・『よろしければ、私の方で対応いたします』
・『先ほどの顧客は、私のほうで対応いたします』
「私の方で対応いたします」の類語や敬語での言いかえ
それでは「私の方で対応いたします」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「私の方で対応いたします」の類似表現
まず「私の方で対応いたします」の類似表現について解説します。
「私の方で対応いたします」は「私が対応いたします」と言い換えられます。
こちらのほうが、正しい表現と言えます。
「私の方で対応いたします」の敬語表現
つぎに「私の方で対応いたします」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「私が対応します」と言い換えられます。
まとめ
このように「私の方で対応いたします」という表現は、よくある誤用として知られる言葉です。
つい使ってしまわないように、日ごろから意識しておく必要があるでしょう。