「いらしていただけると幸いです」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「いらしていただけると幸いです」とは?
これは、来てほしいということを少し遠回しに表現した言葉です。
「いらしていただく」は「来てもらう」を敬語にしたものです。
「いらして」は「いらっしゃる」が変形したものであり、「来る」を意味する尊敬語になっています。
また、「いただく」は「もらう」の意味を持つ謙譲語です。
さらに「いただく」を「いただける」にすれば、「できる」という意味が加わります。
これに「幸いです」を組み合わせることで、自分が望む行為であることを遠回しに相手に伝えられるのです。
このように直接的な表現を避けると、相手に丁寧な印象を与えるものになるのです。
これらのことから、この言葉が来てほしいということを少し遠回しに表現したものであると分かるのです。
「いらしていただけると幸いです」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある人物が会社に来ることになっていたとします。
そしてその相手には、時間までに来るようにお願いしておくことにしたのです。
このような状況で、「お時間までに、いらしていただけると幸いです」と言うとよいでしょう。
これによって、来てほしいということを、丁寧な表現で伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「いらしていただけると幸いです」の表現方法に注意するべきです。
これは「いらしてください」のように、直接的な表現に置き換える事ができます。
また、「幸いでございます」のように、語尾を更に丁寧にする方法もあるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「いらしていただけると幸いです」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に少し言葉を加えると、印象の違う表現を作り出せるのです。
・『明日もいらしていただけると幸いです』
・『こちらまでいらしていただけると幸いです』
・『予定通りにいらしていただけると幸いです』
「いらしていただけると幸いです」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「いらしていただけると幸いです」の類似表現
これの類似表現として、「いらっしゃっていただけると幸いです」が挙げられます。
「いらして」と「いらっしゃって」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「いらしていただけると幸いです」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、たとえば「いらしていただけると幸いでございます」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、来てほしいということを少し遠回しに表現する場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
