この記事では「お越しいただけると幸いです」について解説をします。
「お越しいただけると幸いです」とは?意味
来てもらえるとありがたい、という意味です。
「お越し」は、行くこと、来ることの尊敬語です。
来ることの意味で使われることが多く、この場合も来ることの意味で使用をしています。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
自分にとって利益になることを他人から受ける、頼んである行為をさせるという意味があります。
「幸いです」は、そうして欲しいと伝える際に用いる言葉です。
「お越しいただけると幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、「来て欲しい」と伝えるために用います。
「来てください」でも、ある場所に来るように求める意になります。
しかし、これでは命令をしているような印象を与えかねません。
目上の人の中には、このような言い方だと不快に感じる人がいます。
相手を不快にさせてしまっては、こちらの求めに応じてくれなくなる可能性があります。
そこで、「お越しいただけると幸いです」を使用します。
「そうしてもらえるとありがたい」という意味で、命令をしているのではありません。
来て欲しいといっても、それが何月何日の何時なのかわからないと、行くことができるか相手は判断できません。
そのため、いつ来て欲しいのかはっきりとさせておきます。
こちらから日時を指定することもあれば、相手に日時を決めてもらうこともあります。
こちらから日時を指定する場合は、3つくらい候補をあげることが望ましいです。
一つだけしか伝えないと一方的な印象を与えてしまいます。
「お越しいただけると幸いです」を使った例文
・『○○日にお越しいただけると幸いです』
「お越しいただけると幸いです」の返答や返信例
来て欲しいようなので、ある場所に向かうことができるならば、「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。
相手の方から日時が伝えられている場合と、こちらが日時を決められる場合とがあります。
こちらが日時を決められる場合は、3つくらい候補を出しておきましょう。
複数の日時を提示することで、相手にとっても都合がよい日を選びやすくなります。
行くことができないならば、断らなければなりません。
伝えにくいかもしれませんが、曖昧にしていると相手は対応に困ってしまいます。
「せっかくなのですが」「申し訳ありませんが」など一言添えると、相手の気持ちに配慮しながら断れます。
まとめ
この言葉は、来て欲しいと伝えるものです。
そうして欲しいと穏やかに伝えています。
来るという手間をかけさせるので、相手のことを考えながら丁寧にお願いをするのが望ましいです。