「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」とは?
これは、元気で健康に過ごしてほしいと祈る気持ちを表現した言葉です。
「どうぞ」は、相手に行為を促すような意味を持ちます。
また「お健やかに」は「元気で健康に」という意味を、丁寧に表現したものなのです。
さらに、「お過ごしください」は「過ごしてくれ」を意味する尊敬語になっています。
ここでは「ますよう」という婉曲表現を使用して、丁寧な印象を生み出しているのです。
なお、「お祈りいたします」は謙譲語を用いた表現になっています。
これらのことから、この言葉が元気で健康に過ごしてほしいと祈る気持ちを表現したものであると分かるのです。
「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、恩師に手紙を書いたとします。
そしてその恩師は、既に高齢の域に達していたのでした。
このような状況で、「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」と言うとよいでしょう。
これによって、元気に過ごしてほしいと祈る気持ちを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使うときは、「お祈りいたします」の表現方法に注意するべきです。
これは「お祈り申し上げます」などに置き換えて使用できます。
同じ謙譲語でも、より敬語の程度が強い表現に置き換える事ができるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、語尾を少し変えると、印象の違う表現にできるのです。
・『どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします』
・『どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈します』
・『どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈申し上げます』
「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」の類似表現
これの類似表現として、「どうぞお健やかに過ごしてくださいますようお祈りいたします」が挙げられます。
「お過ごしください」と「過ごしてください」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「どうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、元気で健康に過ごしてほしいと祈る気持ちを言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
