「寂しさがこみ上げてまいります」とは?
この言葉をビジネスで使用する場合の敬語や言い換えについて分かりやすい形で解説していきます。
「寂しさがこみ上げてまいります」とは?
これは、寂しいと思う気持ちが湧いてくるような状況で使用される言葉です。
「寂しさ」は「寂しい」という形容詞が名詞化されたものです。
また、「こみ上げる」は「自然に生じる」という意味え使用できる言葉になっています。
これを「こみ上げてくる」にすれば、徐々に生じるような意味の表現にできます。
これを謙譲語と丁寧語で言い換えたのが、「こみ上げてまいります」という言葉なのです。
これらのことから、「寂しさがこみ上げてまいります」が、寂しいと思う気持ちが湧いてくるような状況で使用される言葉であると分かるのです。
「寂しさがこみ上げてまいります」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、信頼していた上司が亡くなったとします。
そして、当時のことを思い返すと、いまだに寂しい気持ちになるのでした。
このような状況で、「あの時のことを思い出すと、今でも寂しさがこみ上げてまいります」と伝えるとよいでしょう。
これにより、自然に寂しさが湧いてくる様子を、上手く表現できるのです。
これを使うときは、「こみ上げてまいります」の表現に注意しましょう。
これは「こみ上げてきます」とすれば謙譲語を使わない形になります。
同じ意味でも、選択する敬語によっては印象が変わるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「寂しさがこみ上げてまいります」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に少し言葉を加えると、それぞれ印象の違う表現になるのです。
・『今でも寂しさがこみ上げてまいります』
・『今さらながら寂しさがこみ上げてまいります』
・『今更ではございますが、寂しさがこみ上げてまいります』
「寂しさがこみ上げてまいります」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「寂しさがこみ上げてまいります」の類似表現
これの類似表現として、「寂しさが湧いてまいります」が挙げられます。
「こみ上げて」と「湧いて」は、同じような意味で使える言葉なのです。
「寂しさがこみ上げてまいります」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「寂しさがこみ上げてきます」に言い換える事が可能です。
なお、この場合は謙譲語ではなくなるので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように、寂しいと思う気持ちが湧いてくるような状況で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、上手に活用するとよいでしょう。
