「上がってきております」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「上がってきております」とは?
これは、徐々に上がっているような様子を言い表した言葉です。
これは、「上がる」という言葉がベースになっています。
「上げる」は能動的な行為ですが、「上がる」にすると受動的な行為になります。
また、これを「上がってくる」にすれば、徐々に上がっているような様子を言い表す言葉になるのです。
さらに、ここでは「上がってきている」という形で現在進行形にしています。
これを謙譲語と丁寧語で言い換えたのが、「上がってきております」という言葉なのです。
これらのことから、「上がってきております」が、徐々に上がっているような様子を言い表した言葉であると分かるのです。
「上がってきております」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
この言葉をビジネスで用いる際には、どのような活用方法になるでしょう。
たとえば、ある事業の収益が改善していたとします。
それは、少しずつ売上が伸びていることに、理由があったのです。
このような状況で、「今期に入ってからは、売上額も段階的に上がってきております」と言うとよいでしょう。
これによって、売上額が少しずつ上がっている様子を、上手に伝達できるのです。
この言葉を使うときは、「上がってきております」の表現方法に注意するべきです。
これは「上がってきています」とすると、謙譲語を使わない形にできます。
同じような意味でも、敬語の選び方次第では印象の違う表現になるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「上がってきております」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に上がってきている対象を述べると、分かりやすい表現になるのです。
・『売上額が上がってきております』
・『例年よりも、利益が上がってきております』
・『努力の結果、成果が上がってきております』
「上がってきております」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「上がってきております」の類似表現
これの類似表現として、「上昇してきております」が挙げられます。
「上がってくる」と「上昇してくる」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「上がってきております」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「上がってきています」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、徐々に上がっているような様子を言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。