この記事では「近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが」について解説をします。
「近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが」とは?意味
近いうちに挨拶をするためにある場所に行きたいと思っている、といった意味です。
「近日」には近いうちという意味があります。
何日程度をいうのか定義はありませんが、数か月以上先のことではありません。
「中」は限られた範囲に含まれることを表します。
「予算の中でやりくりする」のような使い方をするものです。
「ご挨拶」は「挨拶」を敬意を表す形にしています。
他人に対する行為を表す語に「ご」をつけると、その行為を受ける人に敬意を表す言い方になります。
「お伺い」は「伺う」に「お」をつけた形にしたものです。
「伺う」は、訪ねる、訪問するの謙譲語です。
「いたしたく」の「いたし」は「する」の謙譲語、「たく」は話し手の希望を表す語です。
「存じ」は「思う」「考える」の意の謙譲語になります。
「近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、訪れる先の相手の都合を尋ねるときに用います。
「近いうちに訪問をします」とだけ伝えるならば、「存じます」で言葉を切ります。
「が」が続いているので、この後にはさらに言葉が続きます。
訪問をする際には、相手の都合を考えなければなりません。
そのため、この後には都合を尋ねる言葉が続きます。
訪れる日は、お互いの都合があうように考えましょう。
「伺う」はこの言葉自体が謙譲語です。
そのため「お伺いいたし」と「お〜いたし」の謙譲の意を表す形にする必要はありません。
しかし、この表現が定着をしつつあります。
「近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが」を使った例文
・『近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが、ご都合はいかがでしょうか』
「近日中にご挨拶へお伺いいたしたく存じますが」の返答や返信例
この後に都合を尋ねられたならば、いつなら挨拶に来てもよいのかを伝えます。
「この日はどうですか」と日にちを示してきているなら、その日の都合を伝えます。
先に予定が入っているならば、そちらを優先させなければなりません。
スケジュールを確認して、都合がよい日を伝えます。
挨拶をしに尋ねてこなくてもよいという場合もあるでしょう。
その場合、伝え方に気をつけないと相手を不快にさせてしまいます。
相手への気遣いを示しながら伝えましょう。
まとめ
この言葉は、ある人のところに挨拶に行きたいときに用います。
都合を尋ねずに訪れると相手の迷惑になります。
訪れる前にこういった言葉を使って、相手の都合を尋ねておきましょう。