「キャンセルさせて頂きたく」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「キャンセルさせて頂きたく」とは? ビジネス用語【一語】

「キャンセルさせて頂きたく」という言い回しについての解説です。

「キャンセルさせて頂きたく」とは?意味

「キャンセルさせて頂きたく」は、お客様が取れる上等手段の一つで、意味は、中止させてもらうという契約を破棄したり中止する意味を持つワードです。

このワードが許されるのはお客様という立場にある人物でかつ、企業との契約を取りやめることが可能な者のみです。

なので企業によってはお客様側のキャンセルという行動を許さない企業もあり、そうした場合、このワードは有効にならず、中止を相手企業に伝えることは許されません。

「キャンセルさせて頂きたく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「キャンセルさせて頂きたく」という言い回しは、ビジネスマン同士で使用する場合、両者の契約を破棄するという意味で使用します。

そのうえで注意点を挙げるとすれば、このワードはビジネスマン同士であれば、商談というものを蹴り、なかったことにしますと言っているため、相手側からすれば、このビジネスマンとの取引は今後ともよろしくお願いしますという関係にならないと感じる点です。

つまり、信用というものを失ってしまうのがこのワードで、ビジネスマンであれ、お客様であれこのワードを多用するということは信頼が低下してしまうのです。


「キャンセルさせて頂きたく」を使った例文

・『今回の新規事業への投資ですが、キャンセルさせて頂きたく願います』

「キャンセルさせて頂きたく」の返答や返信例

「キャンセルさせて頂きたく」の返事は、契約を破棄したいという申し出についてどう返事をするかになります。

なので、考えられる返事は、「わかりました」が契約を破棄したいという回答について前向きな返事で、「不可能です」がキャンセルを許さない姿勢で当たることです。

まとめ

「キャンセルさせて頂きたく」は、相手について恐れ多いことであるという姿勢で物事をなかったことにしてほしいと述べているがゆえ、契約の中止が成り立つと考えたワードです。

ただ、本当に、契約破棄が通るの?という問題は実は別問題で、「キャンセルさせていただきたく」は、企業によっては、キャンセルは不可能だと言い切り契約を破棄することを許さない姿勢で当たることも多いです。

ではなぜ、キャンセルを許さない姿勢で当たることが可能なのかですが、契約が大口の契約の場合、相手が契約を破棄した場合、白紙に戻るわけですから、損害を穴埋めする何かを契約破棄した側が払えるかという問題になり、キャンセルを許さない姿勢で当たるということになります。

つまり、キャンセルを許す体制で会社を運営した場合、キャンセル祭りという行為が横行し、相手に対して嫌がらせをするためだけに契約というものを交わす人物が登場するため、このワードは通る場合もあれば、通らない場合もあり、顧客やビジネスマンの信用度合いによって変化すると言ってもよいでしょう。