「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」とは？
これは、普段から連絡の少ないことに謝罪する気持ちを言い表した言葉です。
「平素」は「平常時」や「普段」の意味を持ちます。
また、「ご無沙汰」は「沙汰の無いこと」を意味します。
そして「沙汰」とは、「連絡」や「便り」の事なのです。
つまり、相手へのコンタクトが途絶えているような状況を「ご無沙汰」という言葉で表現します。
なお、「お詫び申し上げます」は「詫びる」を敬語にしたものです。
これは、謙譲語と丁寧語を組み合わせたものになっています。
これらのことから、「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」が、普段から連絡の少ないことに謝罪する気持ちを言い表した言葉であると分かるのです。
「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある人物に偶然再会したとします。
そして、その人に長い間コンタクトしていなかったことに、思い至ったのです。
このような場合には、「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、連絡が途絶えていたことに対して、申し訳なく思う気持ちを伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「お詫び申し上げます」の使い方に注意しましょう。
これは、「お詫びいたします」に置き換えて使用できます。
さらに、「謝罪いたします」などにしてもよいでしょう。
このように、同じような意味でも複数の表現手段が存在します。
実際の状況に合わせて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を変化させると、程度の違う敬語表現を作り出せるのです。
・『平素のご無沙汰をお詫び申し上げます』
・『平素のご無沙汰をお詫びいたします』
・『平素のご無沙汰をお詫びします』
「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」の類似表現
この言葉の類似表現には、「平素のご無沙汰を謝罪いたします」があります。
「お詫び申し上げる」と「謝罪いたす」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「平素のご無沙汰をお詫びいたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます」は、普段から連絡の少ないことに謝罪する気持ちを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
