「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」とは?
これは、相手に会えて嬉しく思うことを言い表した言葉です。
「〇〇様」の部分は、「山田様」のように、人名などに置き換えて使用するとよいでしょう。
また、「お顔をご拝見でき」は「顔を見れ」と同じ意味になります。
つまりここでは、相手に会えたことを言い表しているのです。
また、「心より」は感情の強さを強調する言葉です。
ここでは「嬉しい」という感情を強める目的で使用しています。
さらに、「存じます」は「思います」を謙譲語にしたものになっています。
これらのことから、「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」が、相手に会えて嬉しく思うことを言い表した言葉であると分かるのです。
「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこの言葉を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、取引相手に初めて会ったとします。
それまでは、電話とメールのやり取りだけで、直接会った事がなかったのです。
このような場合には、「本日は、山田様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に会えて嬉しく思う気持ちを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ご拝見でき」の使い方に注意しましょう。
これは、冗長な表現になっていると言えます。
「拝見でき」という形に言い換えたほうが、自然な使い方になるのです。
無用な接頭語を付与する事で、不自然な表現にならないように注意するとよいでしょう。
「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、語尾を変化させることで、それぞれ違う印象の表現にできるのです。
・『山田様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます』
・『山田様のお顔をご拝見でき心より嬉しく思います』
・『山田様のお顔をご拝見できとても幸いでございます』
「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語での言いかえを説明します。
「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」の類似表現
この言葉の類似表現には、「〇〇様のお顔をご拝見でき大変嬉しく存じます」があります。
「心より」と「大変」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」の敬語表現
この言葉を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく思います」のように言いかえできます。
まとめ
このように「〇〇様のお顔をご拝見でき心より嬉しく存じます」は、相手に会えて嬉しく思うことを言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。