「どうかいたしましたか?」についての解説です。
「どうかいたしましたか?」とは?意味
「どうかいたしましたか?」が、対象となる物に対して何か不都合や不具合があるかどうかの確認を行う意味があります。
よって意味は、不都合や不具合がありますかという意味が、この意味です。
なお、この言葉は、謙譲語を取りつつ、丁寧語なのですが、受け手側が持つイメージがものすごく悪く、不都合や問題があることについて相手側がそのような問題行動をとったという解釈になるので、とても失礼な言葉に当たります。
「どうかいたしましたか?」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「どうかいたしましたか?」は、相手側が自ら問題行動を起こしたことについて不都合があるかを述べているので相手側に非が無い場合、「どうかなさいましたか?」や「どうなさいました?」と言い換える方が良いです。
そのうえで、ビジネスでは、自分から問題行動を起こしてもそのことを問いただしても恐らく良い返事はこないので、相手側の問題行動についてはあえて目をつぶるという寛大さも持ち合わせるとよいでしょう。
「どうかいたしましたか?」を使った例文
・『部長、どうかいたしましたか?』
この例は、部長と呼ばれる人物が自ら、問題行動を起こしたか、部長の様子がおかしいことから問題行動を起こしてはいないがとりあえず部長を気に留めたということです。
なお、この言葉、部長が問題行動を起こしている場合においても失礼に当たりますので、言い替えをする必要があり、「どうなさいました?」と問うほうが良いです。
「どうかいたしましたか?」の返答や返信例
「どうかいたしましたか?」に対しての返答は、自ら問題行動を起こした場合において、助けてほしいと述べるのであれば、普通に、助けを求められる会頭や返答をすればよいです。
しかし、何も問題行動を起こしていないのに、「どうかいたしましたか?」と言われた場合、「言葉の使い方が間違っている」と指摘してもよいでしょう。
まとめ
「どうかいたしましたか?」は、相手側の行動で問題が起きたことについてどうなりましたか、ということを聞いているため、相手側は問題行動をとったこと前提で話を進めます。
なので、ビジネスにおいては、かなり失礼で、問題児として扱うわけです。
なので、問題行動を起こしておらず、単に、操作方法が分からない、操作方法の質問をしようか迷っている場合に、「どうかいたしましたか?」というと相手側が激怒するのは、単に自分の問題行動ではなく、相手側の説明不足で操作方法が分からない場合もあるのでなぜ、自分の責任になるような言葉を使用しているかという問題が生じるわけです。
このいたすという言葉はかなり曲者で、相手側の動作と自分の動作を指すので、相手側の失敗もいたすとなり、「どうかいたしましたか?」は相手の失敗を追求する姿勢にもなります。