「ご利用できません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご利用できません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご利用できません」という言葉について説明していきます。

「ご利用できません」とは?

使うことができないという意味の敬語ですが、不自然なものとされ、ご利用いただけません、ご利用になれませんなどが言い換えるべき言葉として挙げられています。

「ご利用できません」という言葉は突き放す感覚が問題ともされています。

ただし字数的な少なさはメリットと言え、文章のスペース的な問題でやむを得ず使うというケースも僅かにあります。

「ご利用できません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

目上の人に対しては特に「ご利用できません」と使うべきではない言葉といえ、発声して使う場合も文章で使う場合も推奨はされません。

前述の通りご利用いただけません、ご利用になれませんを使うか、ご利用できかねますとするということも考えられます。

「できかねます」は店舗などでの使用というケースがありますがわかりやすい言葉ではないというデメリットがついてまわるのも確かです。


「ご利用できません」の言いかえを使った例文

・『当駅ではICカード乗車券をご利用いただけません』
駅での使用例で、口頭でも書面でも使うことがありえます。

・『18時以降はイートインスペースをご利用いただけません』
コンビニエンスストアなどでの使用例で「ご利用できません」でも意味は通りますがご利用いただけませんの方が柔らかい印象で丁寧にもなります。

・『新しい500円硬貨はご利用いただけません』
注意としての使い方で、プレスリリース的ではない手書きであるケースもありえます。

「ご利用できません」の類語や敬語での言いかえ

言葉としては「使えません」などと近い響きのラインにあるのが「ご利用できません」と言え、「ご利用になれません」の方が敬語としては使いやすいと言えるでしょう。

「ご利用できません」の類似表現

使用不可、利用不可、利用不能などといった言葉は敬語の要素を抜いた類語ということができます。

「使えない」も敬語ではないものの意味は近いと言えるでしょう。

「ご利用できません」の敬語表現

ご利用になれません自体は敬語ですが、二重敬語でもないものの響きの冷たさから敬遠されている言葉でご利用いただけませんという言葉が代替の敬語としてあげられています。

「ご利用できません」の返答や返信例

書面であれば口頭で返答するということはまずなく、対面接客などでご利用できません、ご利用いただけませんと言われた場合はわかりましたと返すのがベターです。

まとめ

ご利用できませんという言葉は日本語として不自然、冷たい感じがあるというところで使われない言葉で、二重敬語ではないものの、積極的に使う必要はないでしょう。