「こちらになります」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「こちらになります」とは?
はじめに「こちらになります」の意味を解説していきます。
この表現は、丁寧な表現のように見えますが、誤った使用方法と知られているものです。
もし使っているのであれば、注意したほうが良いでしょう。
あやまった使い方として有名なのが、コンビニなどで言われる「お釣りはこちらになります」です。
この場合は「お釣りはこちらです」でよく、「なります」は冗長で誤った表現なのです。
ただし、「大会は延期になります」など、変更をアナウンスする場合などには、正しい用法となります。
そのため、全てのパターンで誤用というわけではないことは認識しておくとよいでしょう。
「こちらになります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「こちらになります」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが顧客を案内する担当だったとします。
会議室に案内する場合に、身振りをしながら「会議室はこちらになります」と言ったとします。
おそらく、多くの場合はスルーされることでしょう。
しかし、気が付いている人は気が付いているのです。
あなたが誤用していることを。
ここでの正しい使い方は「会議室はこちらです」になります。
通常であれば相手に問題なく意味が通じますが、正しく使うに越したことはないでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、正しい使い方の場合もあることです。
見分けるのが難しいですが、「変更を告げる場合」は「こちらになります」との表現が使えると覚えておくと、覚えやすいでしょう。
「こちらになります」を使った例文
ここでは「こちらになります」を使った例文を挙げていきます。
例文として挙げましたが、「こちらになります」は「こちらです」で言い換えるのが正しい用法になります。
・『会議室はこちらになります』
・『資料の場所はこちらになります』
・『お釣りはこちらになります』
「こちらになります」の類語や敬語での言いかえ
それでは「こちらになります」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「こちらになります」の類似表現
まず「こちらになります」の類似表現について解説します。
「こちらになります」は「こちらです」と言い換えられます。
こちらのほうが、正しい表現と言えます。
「こちらになります」の敬語表現
つぎに「こちらになります」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「こちらでございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「こちらになります」という表現は、意識しないと使ってしまいがちな誤用の代表例です。
相手に誤解されないためにも、日ごろから注意して使用したい言葉のひとつです。