「お聞きになられましたか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お聞きになられましたか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お聞きになられましたか」という言葉について説明していきます。

「お聞きになられましたか」とは?

「聞きましたか」という言葉を二重敬語にしたもので、「お聞き」「なられ」が重なっていることが問題となり、「お聞きになりましたか」と言いかえるのがベターです。

わずかに意味は異なるものの、「お聞きと存じますが」とするのも良いでしょう。

二重敬語に関しては発声した場合の取り消しができないため致し方ない部分はありますが、文章に関しては本来修正ができるため注意すべきことと言えます。

「お聞きになられましたか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

基本的には「お聞きになられましたか」と使うシーンは全て「お聞きになりましたか」と言いかえて良いでしょう。

「ご存知でしたか」とすることもありえます。

新たな情報を聞きましたか?すでに知っていますか?という質問であるため、メールや書面、新聞で見た情報は「ご存知ですか?」と聞いたほうが自然です。

「お聞きになりましたか」は何らかの通達が合ったことを聞いたかというシーンが最も自然な使い方ではあります。

ビジネスにおいてラジオや新曲を聞きましたか?とするケースはかなり稀と言えます。


「お聞きになられましたか」の言いかえである「お聞きになりましたか」を使った例文

・『音声ファイルでメールに添付された社長の挨拶はお聞きになりましたか?』
やや緊急性がある社内メールを聞いたかという上司への質問となります。

メールでも使えないことはないですが媒体がメールのため口頭で使うことが一般的です。

・『新しいBGMのデータはお聞きになりましたか?』
この場合何らかの音楽を使う業務に関わっている人の会話と言えます。

メールにおいても使うことができます。

・『先ほどの警報のミスはお聞きになりましたか?』
それほど重大性のない会話での使用例です。

メールで伝えることはまずないでしょう。

「お聞きになりましたか」の類語や敬語での言いかえ

「聞かれましたか」「お聞きでしたか」「聞きましたか」など敬語の段階を下げたものがいくつかあります。

「聞いた?」が全く敬語ではない使い方と言えるでしょう。

「お聞きになりましたか」の類似表現

「聞いてますか」も親しい目上の人であれば使える言葉です。

「お聞きになりましたか」の敬語表現

「お聞きになっていらっしゃいますか」が最も丁寧な表現と言えます。

「お聞きになりましたか」の返答や返信例

聞いていたら「聞いた」という意図を返し、聞いていなければ内容を聞くのがベターです。

まとめ

「お聞きになられましたか」という言葉は二重敬語になっていることが問題で「お聞きになりましたか」とすべき言葉です。

使うシチュエーションはやや限定的と言えるでしょう。