この記事では「都合の良い方を選んでください」について解説をします。
「都合の良い方を選んでください」とは?意味
望ましい方を選んでください、という意味です。
いくつかある中から、聞き手にとって都合がよいものを選ぶように求めています。
「都合」には、具合がよいか悪いか、許容範囲であるさまという意味があります。
「良い」は、人の行動や性質、物事の状態などが許容範囲であるさまを表します。
「方」は、二つ以上ある中の一つを指す語です。
複数の色の服がある中から一つを選んで、「赤い方が欲しい」のような使い方をします。
「選ん」は「選ぶ」のことで、複数の中から目的にあったものを取りだすという意味です。
「ください」は、相手に何かを求める意を表します。
「都合の良い方を選んでください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手に何かを選択して欲しいときに使用をします。
こちらの都合で決めるのではなく、相手の都合で何かを決めるときに用います。
たとえば、話し合いをするとします。
話し合いをするために時間の調整をする必要があります。
こちらが複数時間を提示し、その中から相手にとって都合のよい時を選んでもらうことにしました。
その際にこのような言葉を使用します。
「方」「選んで」という言葉を使用しているので、選べるように何かを複数提示します。
提示する個数は、二つのこともあれば、それ以上のこともあります。
この言葉は、もう少し丁寧な言い方にできます。
「選んで」の部分を「ご選択」とすると敬意を表す言い方になります。
他人の行為を表す語に「ご」をつけると、その行為をする人へ敬意を表す形になります。
または、「お選びください」とすることもできます。
「お」をつけて相手に敬意を表しています。
「都合の良い方を選んでください」を使った例文
・『以下から都合の良い方を選んでください』
「都合の良い方を選んでください」の返答や返信例
いくつかある中なら選ぶように求められているので選びましょう。
こちらの都合で選んでよいです。
こちらがあいまいな態度を示していては、相手は困ってしまいます。
誰かが選ばなければならず、こちらに選択権が与えられているので選んでください。
相手が提示しているものの中に都合がよいものがないときは、こちらの都合がよいものを提示して、相手に選んでもらうようにします。
複数提示をすれば、相手が選びやすくなります。
それでも選べないときには、お互いに話し合います。
まとめ
この言葉は、聞き手に何かを選んでもらいたいときに使用をします。
選択権は相手にあります。
もう少し丁寧な表現にできるので、状況にあわせて表現を変えてください。