この記事では「志望させていただきました」について解説をします。
「志望させていただきました」とは?意味
こうしたい、こうなりたいと望ませてもらいました、といった意味です。
「志望」には、こうしたい、こうなりたいと思うことという意味があります。
デザイナーになりたいと望むことは「デザイナー志望」といいます。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めてその行為をする意を込めて、相手に敬意を表す言い方です。
「まし」は敬意を表します。
「た」は、動作や作用が過去に行われた意や、動作や存在の確認の意を表します。
「志望させていただきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、会社の面接試験の際に使われることが多いです。
会社の面接試験では、なぜこの会社を選んだのか、なぜ入りたいと思ったのかを尋ねられることがあります。
志望動機を聞かれるのです。
その際に、この言葉を使うことがあります。
「させていただく」は、相手の許しを求めるときに用いる言葉です。
この会社に入りたいと望むことに誰かの許可を得る必要はありません。
自分の思いなので、自分の好きなように思ってよいです。
自分が「こうなりたい」と思うことに、許可を得る必要はないのです。
そのため、この場合は「志望いたしました」とします。
許可を得る必要がない場合は「~いたしました」のような表現をします。
「いたす」は「する」の謙譲語・丁寧語なので、この形でも失礼にはなりません。
試験のときには、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。
しかし、志望動機がしっかりとしていて、自分の思いを伝えられることの方が重要です。
言葉遣いだけでなく、話す中身も意識しましょう。
「志望させていただきました」を使った例文
・『○○という理由で志望させていただきました』
「志望させていただきました」の返答や返信例
この前に、なぜそうしたいと考えたのかが述べられるはずです。
その内容についてもっと深く話を聞く場合があります。
また、この後にもまだ相手が話を続けることもあるので、その場合には話を聞きます。
試験の場合であれば、次の質問にうつることもあります。
試験の際にはいろいろなことを聞き、応募者のことを判断していきます。
この会社に適している人物か、仕事を続けていくことができる人物かなどを、質問に対する答えから判断します。
まとめ
この言葉は、会社の面接試験の際に使われることが多いです。
許可を得る表現をしていますが、こうしたいと思うことに許可を得る必要はないので、他の表現に変えても問題ありません。
言葉遣いを丁寧にすることは大切ですが、何を伝えるかも大切にしましょう。