この記事では「ご不安に思われる」について解説をします。
「ご不安に思われる」とは?意味
心配になる、という意味です。
「ご不安」は「不安」を敬意を表す言い方にしたものです。
「ご」は、他人の行為や持ち物を表す語について、その人への尊敬の意を表します。
「不安」は、心配なこと、気がかりなことという意味です。
「思われる」は「思う」を軽い尊敬の意を表す形にしています。
「思う」は、ある事柄についての考えという意味です。
「れる」は、軽い尊敬の意、可能の意、受け身の意、自発の意を表す語です。
「ご不安に思われる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄によって他人が不安になるだろうと思われるとき、他人を不安にさせてしまったときに用います。
旅館への送迎で説明をします。
ある旅館はお客さまを駅から旅館まで送り迎えしています。
今度宿泊するお客さまを、駅まで迎えに行く予定が入っています。
迎えをお願いしますとお客さまから電話をもらっています。
その電話に出た人の対応の仕方が悪く、お客さまには「迎えに行けるかわからない」と伝わってしまったようです。
それによって、お客さまは不安になってしまいました。
不安なので旅館に問い合わせがあり、このことが明らかになりました。
不安にさせたのは、旅館側の対応に問題があったからなので、謝罪をする必要があります。
その際にこの言葉を用います。
この例の場合だと、「不安にさせてしまって申し訳ない」という意味で用います。
この前あるいは後に謝罪の言葉を述べます。
謝罪の場面以外では、相手の気持ちにより添う意味で用いることもあります。
「あなたが不安になるのもわかります」という意味合いで用いるのです。
「ご不安に思われる」を使った例文
・『ご不安に思われるでしょうね』
「ご不安に思われる」の返答や返信例
どのような場面なのかによって、反応の仕方が変わります。
相手の行為によって不安になり、それに対して謝罪をしてきたとします。
その場合は、謝罪を受け入れる意を示す、あるいは受け入れない意を示すなどします。
不安を解消するために、相手に何かをしてもらうこともあります。
具体的に何をして欲しいのか示しましょう。
不安だという自分の気持ちを聞いてもらったときに、この言葉が返ってくることがあります。
その場合は、話を聞いてくれたことにお礼を伝えたり、ただ気持ちを伝えるだけであったりします。
まとめ
この言葉は、ある事柄によって他人が不安になるであろうときや、不安になっているときに用います。
話し手側の行為によって不安にさせてしまったときは、謝罪をしましょう。
相手の気持ちを理解するように努めます。